遊技機販売は堅調に推移し増収増益、藤商事が２０２５年３月期第３四半期決算を発表

藤商事は２月７日、２０２５年３月期第３四半期の決算を発表。売上高は３０７億４０００万円（前年同期比プラス３．８％）、営業利益は６２億６００万円（同プラス１８．４％）、経常利益は６４億９００万円（同プラス２１．５％）、四半期純利益は４２億９９００万円（同プラス８．０％）。遊技機販売は堅調に推移し、前年同期を上回る実績となった。

パチンコ機では、新規タイトルとして「Ｐ世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する」を販売したほか、前連結会計年度に発売したシリーズ機種などを継続販売し、累計販売台数は５万９１５２台（前年同期比プラス３９．６％）、売上高は２３１億６７００万円（同プラス４１．４％）。パチスロ機における新規タイトルは「スマスロ　一方通行　とある魔術の禁書目録」で、累計販売台数は１万７７９５台（同マイナス３９．１％）、売上高は７５億７３００万円（同マイナス４２．８％）。

販売台数は堅調に推移していることから、当初計画（９万台）を上回る約９万２０００台を見込む一方で、パチンコ機の販売形態の内訳において、当初計画から新台販売が約１万台減少し、売上高・利益額の低いエコ販売が約１万２０００台増加する見通しとなった。また、２０２５年７月７日解禁予定の「ラッキートリガー３．０プラス」を起点にスマートパチンコの普及が加速されると予想されることを受けて、当連結会計年度に従来機（Ｐ機）の本体枠の在庫を見直し、評価損を計上する見込みとなったため、通期連結業績について現在精査中だとし、修正の必要性が生じた場合、速やかに公表するとしている。