全日本遊技産業政治連盟(全遊政連)は2月12日、東京都港区の第一ホテル東京において本年7月を予定する参院選の比例代表で自民党公認候補予定者となった阿部恭久氏の支援表明会見を行った。また会見の前には「あべやすひさ君を励ます集い」を開催。多数のパチンコ業界関係者が参加した。
励ます集いであいさつを行った阿部氏は、これまで業界側が応援した候補者が当選に届かなかったことから遊技産業政治連盟より候補者擁立を勧められたとして、「業界の社会的地位向上を目指し、行政との連携を強化することで、遊技産業が正当な評価を得られるよう尽力したい。各地で対話の機会を多く設け、業界全体の知恵と努力による課題解決と発展に尽力し、多くの人々に『遊びの力で、心を元気に』を実感してもらえるよう、業界全体が一丸となって取り組むことで、必ずや明るい未来を築けると信じています」と出馬に至った決意を力強く語った。
会見には阿部氏のほか、業界団体のトップ等も兼ねる全遊政連の会長・副会長らが出席。業界から候補を擁立することは社会からのイメージを変える大転換期だとして、「業界一丸となって支援・応援を行い、関係団体だけでなくファンも巻き込んでの適法・適切な応援に力を尽くす」と出席者らが表明を行い、全遊政連とあべやすひさ後援会においてそれぞれが担う役割について説明した。
また阿部氏も業界内の課題について「まだまだやれることはたくさんある。業界がこれ以上縮小する前の今が最後のチャンスだと思っている」とあらためて出馬の意義を説明した。
質疑応答では業界の抱える課題や今後の支援体制等について触れ、阿部氏は「風営法上の区分から生じる制限の打破によって今まで以上に省庁の理解獲得と連携を促進し、多様な企業・人財が活躍できる業界を目指したい。またファン増加が賃上げや待遇改善には不可欠であり、遊びやすい環境の提供や遊技機の改善、バリエーション拡充で環境を整える必要がある」とファン層の拡大が業界の活性化に不可欠だと訴え、「現在のパチンコはワクワク・ドキドキ感が少し欠けている。多様な娯楽を提供することでファンもホールもメーカーもワクワクし続ける業界を形にしたい」と述べた。
今後は業界内における支援の輪の浸透を始めとして広範囲で活動を行い、総会シーズンにはできる限り全国を回る予定だとした。また阿部氏は公認候補となっても全日遊連や都遊協の理事長職については継続して務める意向を示している。
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