出玉を競うパチスロの競技大会「第1回 日本回胴王決定戦」の決勝戦が1日、東京都文京区後楽の東京ドームシティ・プリズムホールにおいて開催された。初代の優勝者には東京予選を3位で通過していたササヤマンさんに決定し、「初代回胴王」の称号を与えられた。
「日本回胴王決定戦」はtriple a出版の発行する「でちゃう!」の主催。「パチスロ攻略マガジン」、「パチスロ必勝ガイド」など、ファン雑誌9誌が協力しパチスロライターを参加させた。東京、名古屋、大阪、福岡の4会場で行われた予選には、参加希望者のなかから抽選で選ばれた600人が参加。東京での準決勝を勝ち抜いたファイナリストの6人がプリズムホールでの決勝に挑んだ。各会場にはMCとして、よしもと芸人が参加。全会場、全日程の71時間がニコニコ生放送で中継されており、12万人以上の来場者があったという。
決勝戦は11時から21時までの10時間。18台の「ぱちスロAKB48」が競技台として会場に用意された。最初に座った台から移動することなく座りつづけたササヤマンさんの最終スコアは4142枚で、2位の1579枚とは大差をつける勝利となった。ササヤマンさんには優勝商品として、トロフィーと5泊7日ビジネスクラスで行くラスベガス旅行が贈られた。
MCとして、ブラックマヨネーズの吉田敬と椿鬼奴が出演。開始時の始球式ならぬ始打式を、プロレスラーの長州力が行っている。また休憩時間中には、あやまんJAPANと元・大事MANブラザーズの立川俊之がライブを行った。
ササヤマンさんは、「たまたま目についた台に座ったが、台の挙動から設定⑥と信じて打ち切ったことが良かった。信念を最後まで貫き通すと良いことがある」とコメント。それに対してスペシャルサポーターも務めていた吉田は「信じた道を行く、自分を信じる。パチスロやパチンコは人生を教えてくれる」と感心した様子。ササヤマンさんは、ラスベガス旅行を両親にプレゼントするという。
イベントに駆けつけたプレス関係者のインタビューでは、8月30日に第1子誕生が発表されたばかりの吉田に質問が集中していた。
[9月4日・日刊遊技情報]