日本遊技機工業組合（日工組）と日本電動式遊技機工業協同組合（日電協）は９日、東京都中央区京橋の日工組本部会議室において業界紙（誌）記者らを招いて記者会見を開き、１日付で制定した「製造業者遊技機流通健全化要綱」（以下「要綱」）および「遊技機製造業者の業務委託に関する規程」（以下「委託規程」）を制定した趣旨についての説明を行った。
会見で日工組の中川尚也理事は、「要綱」と「委託規程」制定の背景として、「昨年１月からの行政講話で遊技機の流通と手続きの健全化の徹底について、ご指摘いただいた。中古流通については適切に行われていると評価を受けているが、新台設置と部品交換についてはこれまでに具体的に定めたものが無く、不適切な事例も散見されていた。そのため今回、遊技機の型式を担保するために、製造業者としてやるべきこと、やってきたことと、業務委託について、ルール化を行った」と説明した。
資料として新たに、４月１日より運用される新台の納品および設置業務と、部品交換作業・点検確認業務のフローが示された。ここではこれまであった作業の流れに、「確認書」による設置確認・点検確認が追加されており、中古機流通と同水準の厳格なチェック体制になると説明された。
［２０１６年２月１２日・日刊遊技情報］
