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カプコン、2016年3月期決算短信を発表 ~大型タイトル導入などで増収増益

カプコンは9日、2016年3月期決算短信[日本基準](連結)を発表した。同期の通期経営成績は、売上高770億2100万円(対前期増減率プラス19.8%)、営業利益120億2900万円(同プラス13.7%)、経常利益113億4800万円(同プラス4.6%)、当期純利益77億4500万円(同プラス17.1%)と、開発プロセスや収益管理の改善に取り組んだことにより、増収増益となった。

 

パチスロ機部門を含むアミューズメント機器事業では、「ルイージマンション アーケード」などの業務用機器部門で苦戦したが、同社の人気コンテンツとのタイアップ機でもある「パチスロ バイオハザード6」の販売台数が順調に推移し、売上高を押し上げた。この結果、セグメント別の売上高は133億4300万円(対前期比プラス77.0%)、営業利益28億1200万円(同プラス2.8%)となり、営業利益率は21.1%となった。

 

また主力のデジタルコンテンツ事業では、看板タイトルのシリーズ最新作「モンスターハンタークロス」が販売本数300万本を突破。それ以外のタイトルでも「バイオハザード0 HDリマスター」や「ストリートファイターⅤ」も手堅く販売本数を伸ばし、増収増益に寄与した。モバイルコンテンツでも「モンスターエクスプロア」のダウンロード数が300万件を超えるなど、市場に大きなインパクトを与えた。

 

それ以外の部門では、ゲームセンターなどのアミューズメント施設事業がスマートフォンなどによる娯楽の分散化の影響もあり、対前期比で減収減益となっている。

 

あわせて発表された2017年3月期の通期業績予想値は、売上高850億円(対前期増減率プラス10.4%)、営業利益136億円(同プラス13.1%)、経常利益133億円(同プラス17.2%)、当期純利益90億円(同プラス16.2%)とさらなる増収増益を見込む。

 

[2016年5月16日・日刊遊技情報]

 

株式会社カプコン

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