兵庫県遊技業協同組合(兵遊協)は１０日、神戸市中央区のＡＮＡクラウンプラザホテル神戸において、第４８回通常総会を開催した。
総会は組合員総数２３９名中、委任状出席を含め１６５名が出席し成立。任期満了で退任となる米田義一理事長が挨拶を行い、「多くの方の支えにより、１６年間理事長の職を務めることができた」と感謝の言葉を述べるとともに、昨年来より問題となっている「検定と性能が異なる可能性のある遊技機」について、「遊技くぎに始まった問題が業界全体を揺るがす事態に発展している。今後は回収にも取り組んでいかなければならないなか、まさに身を削ることを余儀なくされる非常に厳しい年になる」と、昨今の厳しい現状を憂いた。
任期満了に伴う役員改選では、５名の選考委員による選考委員会を開催。その後、別室で行われた第１回理事会で新執行部が選任され、新理事長に岡本芳邦氏が、副理事長以下も平山龍一氏、星山相哲氏、新井憲司氏、道風益定氏、権和人氏が選ばれ、新執行部として若返りが図られた。新理事長に選任された岡本氏は「米田様には理事長として長きにわたり、先頭に立ち兵遊協を牽引してこられ、頭の下がる思いで一杯です」と感謝の気持ちを述べ、「『のめり込み問題』や『射幸性を抑えた遊技機の設置』など多くの課題が山積する時期に、理事長に選任されたことに重責を感じています。この大変な時期に組合員の皆様と共に一致団結して乗り切っていきたい」と力強く就任の挨拶を行った。
続いて、遊技時のこぼれ玉や賞品交換時の余り玉を支援金とする「はあ～とふるふぁんど」寄付団体表彰状贈呈と「ひょうごボランティアあしすと」並びに「ひょうごふるさと振興サポート」の支援金贈呈式が行われた。２０１５年度は１５７団体からの応募があり、兵庫県下４２の福祉施設・団体に支援金１５００万円が贈呈された。
［２０１６年６月２１日・日刊遊技情報］
