保安通信協会(保通協)は2016年12月の型式試験実施状況を4日付で公表した。パチンコは結果書交付61件に対して適合29件、適合率(適合件数/結果書交付数)47.5%で先月の52.1%から減少。またパチスロも結果書交付70件に対し、適合23件、適合率32.9%とこちらも先月の43.5%から大きく数字を下げ、再び3割台となっている。
なお12月の受理件数はパチンコが前月比7件増の74件、パチスロが同10件増の71件で、前月より若干増加している。
また2016年1年間では、パチンコが結果書交付853件(前年比163件増)に対し、適合396件(同122件減)、適合率46.4%(前年75.1%)。パチスロが結果書交付745件(前年比166件増)に対し、適合300件(同50件増)、適合率40.3%(前年43.2%)となった。パチンコ、パチスロとも前年を大きく上回る件数が持ち込まれたが、パチンコは適合率の悪化が激しく、最終的に適合数では前年比でマイナスとなり、適合率も4割台にとどまった。
なおそれ以外の種別では、8月にじゃん球が1件持ち込まれ、不適合となっている。
[2017年1月10日・日刊遊技情報]