回胴式遊技機商業協同組合(回胴遊商)の関東・甲信越支部は23日、東京都文京区の東京ドームホテルにおいて新年研修会を開催した。
当日は伊豆正則理事長が講師として登壇し、「遊技業界の現状と将来について」をテーマにIR推進法や新流通制度の量定基準などについて講演。その中で組合員でもある遊技機販売会社の労働環境が悪化している原因について、2016年4月にスタートした新流通制度による点検確認作業の負担増加を挙げ、同制度の検証、見直しの必要性を訴えた。
伊豆理事長はさらに2016年1月1日より始まった新流通制度の量定基準に対し、「本来こうした決め事は現場に即したものであることが当然。でなければ自らマーケットを縮小させることになる」と指摘。また、悪化する販売業者の労働環境についても「技能検定制度などを作成し、ペーパー遊技機取扱主任者と差別化することで循環型の利益構図に変えられるのではないか」と、具体的な取り組みを提案した。
[2017年1月31日・日刊遊技情報]