セガサミーホールディングスは6日、2017年3月期第3四半期決算短信[日本基準](連結)を発表した。第3四半期連結の業績(2016年4月1日から12月31日)は売上高2857億2700万円(対前年同四半期増減率プラス16.6%)。営業利益350億6700万円(同プラス189.8%)、経常利益353億9800万円(同プラス179.9%)、親会社株主に帰属する四半期純利益365億2700万円(同462.1%)と大幅な増収増益。
遊技事業においては、パチスロの主力タイトルである「パチスロ北斗の拳 修羅の国篇」や「パチスロ犬夜叉」など計6タイトル、16万9827台を販売し、前年同期実績を上回った。パチンコにおいては、人気ゲーム「モンスターハンター」の世界観を再現した「ぱちんこCRモンスターハンター4」や高稼働を維持する人気機種の追加スペックとなる「ぱちんこCR真・北斗無双219Ver.」などこちらも6タイトルを販売し、前年同期並の11万1104台となった。加えて、部材リユースによる原価改善や開発費等の費用低減などで収益性の改善に取り組んだこともあり、遊技機事業のセグメント売上高は1197億3900万円(対前年同四半期増減率プラス23.7%)、営業利益258億8500万円(同プラス71.7%)となった。
また、エンタテインメントコンテンツ事業でも引き続き好調を維持しており、パッケージゲームでは人気シリーズの最新作「龍が如く6 命の詩。」を発売。アミューズメント機器分野でも「艦これアーケード」の稼働が堅調に推移し、前年同期を上回る売上となっている。なお通期については直近に公表された業績予想からの修正は行われていない。
[2017年2月8日・日刊遊技情報]