セガサミーホールディングスは12日、2017年3月期決算短信[日本基準](連結)を発表した。
2017年3月期通期の経営成績は、売上高3669億3900万円(対前期増減率プラス5.4%)、営業利益295億2700万円(同プラス67.6%)、経常利益285億4200万円(同プラス73.9%)、当期純利益276億700万円(同プラス414.2%)となった。大幅な黒字になった理由として、遊技機事業において「パチスロ北斗の拳 修羅の国篇」といった実績のあるタイトルのシリーズ機の販売を行ったことや、開発費等の費用低減などによる収益性の改善を挙げている。またエンタテインメントコンテンツ事業が順調に推移。特にデジタルゲーム分野において配信から4年目を迎えた「ファンタシースターオンライン2」が好調に推移したほか、スマートデバイス向けのタイトルも堅調に推移したことなどが売上に大きく貢献した。
遊技機の販売台数は、パチスロが10タイトルで21万5736台(前期比プラス7万3399台)、パチンコが9タイトルで13万8321台(同マイナス6万693台)で、主要タイトルの販売実績は「パチスロ北斗の拳 修羅の国篇」が9万175台、「パチスロコードギアス反逆のルルーシュR2」が2万5750台、「パチスロBLOOD+二人の女王」が2万5335台、「ぱちんこCR蒼天の拳 天帰」が4万4238台、「ぱちんこCRモンスターハンター4」が1万5055台、「ぱちんこCR真・北斗無双219Ver.」が1万3713台となった。
あわせて発表された2018年3月期通期の連結業績予想は売上高3800億円(対前期増減率プラス3.6%)、営業利益200億円(同マイナス32.3%)、経常利益160億円(同マイナス43.9%)、当期純利益110億円(同マイナス60.2%)としている。
[2017年5月30日・日刊遊技情報]