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ぱちんこ広告協議会が第1回社員総会を開催

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業界の広告や宣伝に関わる企業で構成されるぱちんこ広告協議会が4日、東京都港区高輪のTKPガーデンシティ品川において第1回社員総会と基調講演を開催した。

 

総会では会員総数34名のうち29名(委任状を含む)が出席。議案審議では、第1期事業報告、収支決算承認と定款変更の2議案について審議し、それぞれ承認可決した。また第2期の活動方針として、「ファンによる『遊技機アワード』の開催(2018年3月予定)」「広告・宣伝に関する共通課題を研究し、ガイドラインの随時見直しと運用」「未来広告委員会の新設。ガイドラインのさらなる具現化」「広報活動を強化し、各方面との関係強化、認知度向上に努める」などが決議された。

 

開会にあたり挨拶に立った大島克俊理事長は「設立準備からはや2年、業界環境は予想以上に変化している。当協議会もその変化に応じて様々な取り組みを実現化させていくとともに、今後のパチンコ業界と会員企業の発展に繋がる場にしていきたい」と語った。

 

基調講演では、日本たばこ産業たばこ事業本部渉外企画室の鈴木祐介課長とディー・エヌ・エー渉外統括本部ビジネス開発部の小林大介氏が登壇。鈴木課長は、国内のたばこ規制が広告に限らず全般的に規制が強化傾向にあるとした上で、「自主規準を大切にし、それを遵守していくことで業界のガバナンスが有効であることの証となり、業界の自主性を担保するひとつの方法である」と語った。

 

また「ソーシャルゲーム業界におけるJASGA設立の背景」をテーマに講演した小林氏は、オンラインゲームの「コンプガチャ」が景品表示法の景品規制に抵触したことを受けて発足したJASGAの設立状況を振り返り、「当時は参加企業のそれぞれがライバル同士だったが、この問題はそれらを越えて取り組んでいかなくてはならない大問題だった。JASGAはソーシャルゲームの利用者が安心・安全に楽しめるように3つのガイドラインを策定し、それに沿った自主規制を行っている」と語った。

 

[2017年12月14日・日刊遊技情報]

 

ぱちんこ広告協議会