新台入替に頼らない地域密着営業を実践する店舗として、ホール関係者の間でもしばしば話題となってきた北海道函館市のパチンコ店『パチンコ富士』。店舗HPを確認する限り、今人気の「エヴァ」も「リゼロ」もなく、現在も変わらぬ営業方針を貫いていることがうかがえる。
以前は、同店を視察に訪れた業界関係者や一般ファンがその内容をブログ等で発信するという動きも活発だったが、なぜか最近は情報がアップデートされていない。そんな『パチンコ富士』の現状を確認すべく函館市を訪れた。
『パチンコ富士』は函館市美原にて営業してきた総設置台数230台(パチンコ197台・パチスロ33台)の小規模店。近隣には、『マルハン』『ロイヤル』『ベガスベガス』といった大手ホールチェーンの運営店舗が林立する中において、独自路線を貫き、地域と共に歩んできた老舗店である。
昭和の雰囲気が漂う外観。店頭に新台入替のポスターやのぼり類はなく、一番最初に目についたのは「家のリフォーム承ります」というパチンコ店らしからぬ張り紙だった。ほかにも「作業員1名と軽トラックを貸し出し」「市内近郊への引越し」「不用品の整理・運搬」といった様々なチラシが貼られていて、地元企業と連携するなどして、地域住民に向けた様々なサービスを行っているよう。また、店舗の2階部分を安価で貸し出し、地元の人々が会議やダンスを楽しむ場として活用しているとのこと。
お馴染みの「物々交換」の案内もあった。毎週火曜日と土曜日、朝の9時30分から10時30分までの1時間、同店駐車場にて地域の人々が自分の物を持ち寄り交換し合う「物々交換」を継続実施している。
地産地消にもこだわっている同店。景品コーナーには地元の企業と提携した数多くの「地域密着賞品」が並んでいた。同店を訪れる顧客は遊技を楽しむと同時に地元経済の活性化にも貢献できるのだ。
調査時における同店の稼働状況は1円パチンココーナーに一定の客付きがあったものの、それ以外は以前のような賑わいは感じられなかった。これからも小規模店には厳しい経営環境が続くが、『パチンコ富士』のような地域に密着した店舗が1軒でも多く残ってくれることを期待したい。
地域密着賞品があったとしてもパチンコに勝たないと交換はしないと思うので
95%以上が特殊景品に交換する業界において、一般景品の交換が多ければそれもそれで
特異なことなので、置いてあるだけでなくどれだけ交換する人がいるのかも調べてほしかったです。
常連のお客さんも未来永劫、生き続けるわけではないので、若いお客さんも来て若返りをしていかないと、やはり賑わいのあるホールにはならないでしょう。
交換率も独自路線(昭和路線)なので若者は増えない
今はどうか分かりませんが、7年前くらいは40玉8枚交換でした。
地域密着営業より16割営業でも客が来る仕組みに魅力を感じたホール関係者もいたのかもしれませんね
スロットは等価だったのに、一物一価の措置を受けて8枚交換になっちゃったんですよね。パチも1円がメインなのでじいちゃんばあちゃんが時間潰しのためだけに来ている感じでした。今はどうなっているんでしょうね。