『ＰＩＡ津田沼』と『ＰＩＡ八王子』が６月に入っていよいよフルオープン、大型パチンコ店の集客競争もまた厳しさを増していく

『ＰＩＡ八王子』

「マタハリー」グループは神奈川県を中心にパチンコホールを展開する有力チェーンである。経営店舗は主に「ＰＩＡ」の屋号を冠しており計２８店舗を営業中だ。新台導入や人気機種の増台に積極的な姿勢からも推察できるように、「資金力」には元来定評がある企業である。

ちなみに２０２０年１２月に新築オープンを果たした『ＰＩＡ町田　新館』については、人気機種の品揃えを評価する指標「遊技機１台あたりの資産価値金額」（設置台×中古機相場の平均金額）で全国１位を記録したほどであった。

そんな同社がＧＷ前からテコ入れに着手していたのが『ＰＩＡ津田沼』と『ＰＩＡ八王子』の両店である。ともに駅前型ホールとして抜群の立地環境にあり、地域一番店として君臨してきた強豪店だ。更なる集客増を狙い、段階的なグランドリニューアルを推し進めてきたが、６月に入っていよいよフルオープンと相成っている。

『ＰＩＡ津田沼』

『ＰＩＡ津田沼』では１階フロアの増設を完了して総設置台数が９３６台へ、そして『ＰＩＡ八王子』ではパチンコ館の２階をオープンして総設置台数が１３６０台へと、それぞれ大幅に増台済みだ。

両店ともに（駅前商圏内では）既に盤石の地位を築いているものの、郊外に目を向けると強豪ホールが多数存在していることもまた事実。小規模ホールの閉店が相次ぐ一方で、大型ホール同士の集客競争もまた厳しさを増してきている。