池袋から電車で10分ほど。東京の穴場的な街としても知られる「成増」において、新たなパチンコホール『コンサートホールエフ成増』が4月27日(土)の12時にグランドオープンを果たしている。
東武東上線「成増駅」の南口を出て右手側に進むと、すぐに「スキップ村商店街」の入口が見えてくる。商店街の中ほどには2019年まで大型スーパー『ダイエー成増店』が営業していたが、閉鎖後はしばらくそのまま放置状態が続いていたものだ。
その跡地に『MEGAドン・キホーテ成増店』がオープンしたのは本年3月13日のこと。それから1カ月半ほど経って、同地の地下フロアに『コンサートホールエフ成増』が新規出店した格好である。
オープン当日の11時頃に現地へ到着すると、お客様の行列などは全く見られない。商店街を利用する一般の方に迷惑をかけないよう、抽選などは屋上にて行っていたようで、この辺りの配慮は素晴らしいと感じた。
なお、ホールは地下フロアにあるため(今回現地を視察するまでは)入口や動線の分かりづらさを懸念していたもの。しかしドンキの入口とは別にホール専用の入口も設けていたため、どこから入ったら良いのか分かりづらいという懸念はなさそうだ。むろんドンキの店内からも階段やエスカレーターでホールへ向かえる点も付記しておきたい。
遊技機の総設置台数は904台(パチンコ機411台・パチスロ機493台)となり、競合店の成増会館グループにおける総台数をわずかながらに上回っている。ちなみにコンサートホール(コンチェルト)グループの中でも「北千住店」に次ぐ2番目の規模となり、新たな旗艦店の誕生と評してよいだろう。貸玉別の内訳は以下の通り。
・200円178玉パチンコ=112台
・1000円46枚パチスロ=461台
・1000円178枚=32台
1円パチンコ(200円178玉パチンコ)コーナーのみが禁煙フロアに区分されていて、それ以外は全て「加熱式たばこプレイエリア」となっていた。また近年のパチスロ主体のトレンドを汲み取り、半数以上がパチスロ機となっているのも特徴的。
オープン直後は1円パチンコにやや空席も見られて満席スタートとはならなかったものの、20円パチスロは当然のようにフル稼働状態で、まずは順当な船出といえそうだ。
曲線島を上手く配置することで、実際の遊技機台数よりも更に大きな店舗というイメージもあり、シンプルですっきりとした内装も好印象を受ける。GW中の大注目ホールとなることは間違いないだろう。
一方で、(専用の入口から入ると)メイン動線が直感的にやや分かりづらい点などは今後の課題となるかもしれない。低貸コーナーやメイン機種の場所など、初見客が迷わないよう店内装飾の更なる工夫もほしいところ。
成増会館グループとの切磋琢磨により、成増エリアを大きく盛り上げていただきたいものである。