「シルバーバック」グループは熊本県を中心にパチンコホールを店舗展開する有力チェーンである。6月15日(土)には長崎県大村市にて16店舗目の新築オープンを予定しているなど、積極的な出店姿勢を見せ続けていることでも知られている。2015年からほぼ毎年のように新築オープンを続けている点は特筆に値するといえるだろう。
そんな同社は本年4月26日に『シルバーバック新山鹿店』のグランドオープンを果たしたばかりだ。なお、同店は『123山鹿店』からの居抜き出店である。『123山鹿店』は2020年2月にグランドオープンしていたが、コロナ騒動の時期と重なり、タイミングが悪かったことは否めない。
そして昨年8月に閉店となり、その跡地をシルバーバックが取得したという経緯である。ちなみに近隣にはグループ店となる既存店『シルバーバック山鹿店』が営業していたが、こちらは本年4月21日をもって閉店に。結果的に移転オープンのような格好となっている。
編集部では6月5日(水)の午後に現地を視察してきた。
『シルバーバック新山鹿店』は『123山鹿店』が持つ島や導線の洗練された感じを残しつつ、新たに同グループのブランドを活かした営業を行っている。パチスロ島は減台して円形島を2つ導入し、直線島だけでは出ない遊びを惹起させるなど工夫を凝らしていた。結果的にパチスロ側は多くのお客様で賑わっていたものである。
しかし一方で通常貸しパチンココーナーには空席も目に付く。グランドオープンからそれほど日が経っていないことを思えば、やや物足りなさを感じる状況だった。
ちなみに閉店した既存店『シルバーバック山鹿店』は営業歴19年ほどとさほど古い方ではない。地域に遊技人口が多ければ両店とも営業したいところだろうが、山鹿市の現在の人口動態及び商圏全体のポテンシャルを考えると、2店舗体制は難しいという判断だと思う。
いずれにしてもまだ生まれ変わったばかり。「新山鹿店」の今後に注目していきたい。
[文・構成/情報島編集部]