日本遊技関連事業協会(日遊協)は14日、東京都千代田区隼町のグランドアーク半蔵門において、定例理事会、臨時社員総会を開催。その後、記者会見で説明が行われた。終了後には新年祝賀会が開かれた。臨時社員総会では審議事項として、北海道支部総会の支部長を松谷明良氏が退任し美山正広氏が選任されたことにともない、美山氏を理事に選任することを承認。松谷氏は相談役に就任した。さらに同友会の代表理事に松田高志氏が退任し東野昌一氏が就任したことにより、東野氏が特別参与に就任した。報告事項としては、日遊協は「製造業者遊技機流通健全化要綱(案)」およびその「規定(案)」策定過程で日工組・日電協と協議を積み重ねてきた経緯もあり、その運用が4月より開始される見通しであることが報告された。記者会見では新たな「遊パチ」に位置づける「ちょいパチ」についても報告された。
開催に先だつ挨拶で庄司孝輝会長は、昨年12月下旬に一般メディアが「遊技くぎ」問題を記事として取りあげ、その後になってから業界からの「声明」が出たことについて、「行政からの要望もあり、日遊協としては12月上旬から動いていたにも関わらず、合意を出せたのが25日だった」と述べ、悔しさを滲ませた。そのうえで、「しかしこのようなことがなければ真剣にファンを増やそうという動きは無かっただろう。これを機に大衆娯楽レジャーを目指したい」と、パチンコの再生を誓った。
[2016年1月20日・日刊遊技情報]