ダイナムジャパンホールディングス(DYJH)が25日に発表した2021年3月期の中間連結決算によると、貸玉収入2196億6300万円(前年同期比マイナス42.1%)、営業収入459億9200万円(同マイナス37.9%)、税引前中間利益14億7700万円(同マイナス88.8%)、中間利益6億9800万円(同マイナス92.0%)で、減収減益となった。
政府の緊急事態宣言を受けて、各都道府県知事からパチンコホールに対する営業自粛要請が発出され、グループ全448店舗中436店舗(約97%)を一時休業。6月より全店が営業を再開したが、7月以降の営業収入は前年対比70%~80%までの回復に留まったという。
高貸玉店舗における貸玉収入は、1192億5800万円で前中間期から43.6%の減少。また、低貸玉店舗における貸玉収入も1004億500万円で前中間期から40.1%減少した。新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、遊技台の稼働が低下したことを減少の主な要因としている。
下期の業績見通しについては、依然として先行きが不透明であるため、具体的な数値については言及しないとしながらも、第3四半期、第4四半期ともに黒字を確保する見込みで、通期においても黒字での着地を想定。営業収入の減少に対する対応として、上期に引き続き機械費、人件費などを下げることを計画し、また構造改革を推進することで損益分岐点を下げ、継続的に安定した収益を確保できる体質に変化させていくとした。
なお、2020年9月30日現在の店舗数は445店舗(前年同期比マイナス4店舗)。