×

【パチンコ経営企業分析】最も導入数が多かったパチスロ機は「HEY!エリートサラリーマン鏡」(スマスロ)で約2.1万台 2022年12月度の新台導入状況(パチスロ編)

「HEY!エリートサラリーマン鏡」

2022年12月度において最も導入されたパチスロ機は大都の「HEY!エリートサラリーマン鏡」で2万1,000万台強。次に導入台数が多かったのが、サミーの「パチスロ幼女戦記」で約1万5,000台。その次は、ユニバーサルの「沖ドキ!GOLD‐30」で約1万4,000台となっていた。

「HEY!エリートサラリーマン鏡」は多くのグループが高い期待を持って導入したといえるのだが、グループ別にみていくと2000台以上導入したマルハングループを筆頭に、営業店舗数が多い上位8グループおよび多くのグループが最も多く導入しているものの、20店舗以上の46グループにおいて、6割強の28グループにとどまった。

残りのグループにおいても、2番目に導入していたのは10グループであり、全てのグループが積極的に導入を試みたという印象は受けなかった。

それ以外のグループを見ていくと、タイラベストビートグループやサンシャイングループなど7グループにおいて「沖ドキ!GOLD‐30」が最も多く、さらに成通グループや東和産業グループなど4グループが「沖ドキ!GOLD」が最も導入台数が多かったことから、グループによっては同機種の期待度が高い様子も見受けられた。

一方で、2番目に導入台数が多かった「パチスロ幼女戦記」に関しては、最も導入台数が多かった20店舗以上のグループは、合田観光商事グループ、タツミコーポレーショングループの2グループにとどまった。

ちなみに20店舗以下のグループで新台を積極的に導入している日光商事グループと日拓グループを見ていくと、日光商事グループは僅差ながらも、最も導入台数が多かったのが、「沖ドキ!GOLD」で次位が「HEY!エリートサラリーマン鏡」であり、日拓グループは、「HEY!エリートサラリーマン鏡」が最も多く、次位が「沖ドキ!GOLD‐30」となった。

スマスロに対する捉え方の違いか、それとも他機種に対する期待値がより高かったのか、グループによって違いが見えたのが印象的であった。

最後に12月末と11月末の集計データと比較して設置機種を最も伸ばしたメーカーを調べたところ、北電子であった。10月末に発売した「ハッピージャグラーVIII」が12月度において9,000台強増加していたことに起因している。ジャグラーシリーズの信頼感の高さがうかがえる結果とも言えよう。

©DAITO GIKEN,INC.


コメント:0件 コメントを書く