「５号機名機列伝＃４」魅力を上がればキリがない！ゲーム数上乗せを世に浸透させた「新鬼武者」【元パチプロＨの「パチスロが好きだから」＃４３】

「５号機名機列伝」第４回目は５号機史上トップクラスの名機として名高い「新鬼武者」。

導入は２０１０年。当時、初代「エウレカ」と双璧をなす人気を誇っていた台だ。私は「エウレカ」派だったが、その後の評価を見るに、「新鬼武者」の方がトータルの評価は高い。（新鬼も大好きでもちろん打ってた）

確かそのちょっと後に出たのが初代「蒼天の拳」で、こちらも中々の人気を誇ったし好きだった。（全部サミー系だ・・・凄い）

▼どこからでも打てる通常時
本機の人気の理由の一つは、”どこからでも何かを起こせそうな期待感”だろう。

ＢＩＧ成立時には約２０％でＡＲＴに当選。ボーナス中に７を揃える必要は無いし、むしろボナ中に揃えると継続率８４ｏｒ８９％継続のＡＴ確定と凄いことになる。
あのボナ中に急に画面がブラックアウトするの・・・いいよね。

さらに強チェリーを引けばボーナスに期待できるうえに、非重複の低確状態でも「約１０％～約３７％」でＡＲＴに当選。

設定６なら毎回強チェリーの約３７％以上でＡＲＴ当選っていうのは、いま考えても別格のヤレる感。そりゃあ、台としての面白さだけじゃなく、設定６の安定感まであるんだから流行らないわけがなかったなと。（意外と設定６でも投資はかさむのだが）

自分も打つときは「とりあえず強チェリーを数回引いてみよう」というノリで、いつも挑んでいた気がする。

あとは現実的な超高確率モードへの移行。
ＲＥＧを引くと必ず１つ以上、状態が上がるので、高確状態で引けば超高確確定。

超高確中は「共通ベル含むレア役でＡＲＴ確定」となり、左リールが滑った時の「ありがとうございます！」感は異常。超高確というか、もはやちょっとしたＣＺである。（当時は今でいうＣＺ的な仕様を搭載した台は少なかった）

▼ゲーム数上乗せタイプを流行らせた
ＡＲＴは１セット５０Ｇ、純増１．４枚のゲーム数上乗せタイプ。

１番の魅力といえばやっぱりレア役からの上乗せ！

それまでも記憶の限りでは「マーベルヒーローズ」や「忍魂」など、ゲーム数上乗せを出玉の軸とした台はあったけど、この手の仕様を世に知らしめたのは初代「新鬼武者」の功績だと思っている。同機以前の台は、「ゲーム数上乗せ」というよりも「継続率」や「セット数上乗せ」等でＡＲＴのロング継続を目指す台が多かった印象。（この前にリプパン外し台全盛期時代もあったし）

「桜玉」「ガッチャ」「松明」など「キタキタキター！」と、視覚に訴えかけるあの演出たち。

今ある「新鬼武者２」でもあの演出がほぼそのまま使われているあたり、当時から本当に優れていたんだなと。ＡＴの仕様も「リーチ目高確」と「一閃フリーズ」以外はほぼ初代「新鬼」のままであり、当時でほぼ完成されていたくらいデキが良かったんだなと改めて思うところ。

おまけにＢＩＧを引けば通常時同様に２０％でＡＲＴをストックするし（しかも継続率持ち）、低確～超高確の状態移行も通常時同様。ＲＥＧ後、超高確であろう状況がホントにアツかった。緑ナビがくるたび神に感謝したくなる。

ちなみに「リリス（確定リプ）」や「確定チェリー（右リールの停止系で見抜けるんだったかな）」を引くと桜玉（上乗せ１００Ｇ以上）確定だったのだが、自分はどういうわけか結構打ったにも関わらずＡＲＴ中には１回も引けなかった。（未だに覚えてる程度には心残り）

改めて振り返ってもこれは流行って当然だなというか、なんならゲーセンでもいいから打ちたくなってくる。「新鬼武者」ホントに完成されてたなぁ、としみじみ。

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