導入以来、驚異的な高稼働が続いている「スマスロ北斗の拳」。そんな同機の導入状況について調べてみると、現時点の最多は愛知県にて営業している『プレイランドキャッスル熱田店』と『キング観光栄若宮大通店』の72台となっている。
今回、編集部では上記2店舗を、導入から1週間が経った4月10日と11日に視察してきた。
『プレイランドキャッスル熱田店』
入店したのは19時ごろ。72台と大量導入しているだけに、もしかして半分くらい空いてる可能性もあるのではないか?そう思うところもなかったわけではないが、しっかりと72台がフル稼働しており、さらに立ち見客までいるほどの大盛況となっていた。
パチスロコーナー全体の客付きは総台数554台に対して246人(稼働率約44.4%)。時間を追うごとに増える「北斗」の立ち見客を見るに、全体稼働を押し上げるのに一役買っていたことだろう。
また、入店した19時過ぎから出玉状況を示す「〇枚突破」の札が刺さりはじめ、「北斗」のシマでは「5000枚突破」が15台、「10000枚突破」が1台と、計16台(約22.2%)が5000枚以上の出玉を記録していた。
視察した1時間ほどの間、人の入れ替わりはわずか12台。仮に空いたとしても「待ってました」とばかりに、データを問わず、すぐに別の客が飛びつくほどの状況だった。
枚数札のインパクトも相まり、まさに4号機時代を彷彿とさせるような光景であった。
『キング観光栄若宮大通店』
こちらは4月11日の正午ごろ入店。
入店時には1台だけ空き台があったものの、すぐに埋まりフル稼働となった。早い時間帯ということもあってか、立ち見客はそれほどいなかった印象だが、(空き台を探して)島中を通る人の数は他機種のシマと比べてやはり多い。
全体稼働を調べると、パチスロ総台数691台に対して稼働は235人(稼働率約34%)。「北斗」以外では、「沖ドキ!GOLD」や「ハナハナ」シリーズなど、愛知県らしく特に「沖スロ」の客付きが良かった。
1時間ほど「北斗」のシマを視察したところ、人の入れ替わりはわずか8人だけ。台を見切るにもまだ早い時間帯ということもありそうだが、それでも8人だけというのはさすが「スマスロ北斗の拳」といったところだろう。
視察終了時に各台のスランプグラフを確認すると72台中26台がプラス差玉となっており、もしかすると平均設定が高かったのか。そのあたりも人の入れ替わりが少なかった要因なのかも知れない。
今の時代、パチスロで新装初日から72台も導入と聞くと「大丈夫?」なんて、まず不安に思ってしまうが、「スマスロ北斗の拳」の前では杞憂だった。想像以上の盛り上がりに度肝をぬかれた。
すでに増産も決まっている同機だが、このままどこまでシェアを広げていくのか。今のところ期待しかない状況だ。