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【パチンコ経営企業分析】「ユーコーグループ」「日光商事グループ」など通常貸玉ではスマスロ比率が50%近いグループも、経営グループ別スマスロ設置状況

前回スマート遊技機の設置状況について見ていったが、今回はスマートパチスロ(スマスロ)の設置状況を経営グループ別に見ていく。

まず、スマスロ設置台数が多い経営グループは下表の通り。

グループ名 店舗数 設置台数 設置比率
マルハングループ 311 26,445 32.1%
ダイナムグループ 436 17,871 25.2%
アンダーツリーグループ 138 8,939 29.3%
NEXUSグループ 67 7,669 32.0%
延田エンタープライズグループ 63 6,423 33.1%
ガイアグループ 82 5,576 19.4%
タイラベストビートグループ 38 4,028 35.0%
キング観光グループ 25 3,692 37.1%
カクタグループ 27 3,551 42.9%
浜友グループ 25 3,489 31.2%

このように、設置台数で見ているので経営店舗数の多いグループが上位に来るのだが、設置比率を見ていくと20%未満の「ガイアグループ」から約40%の「カクタグループ」までその差は大きい。

また、全店舗におけるスマスロの導入比率は27.3%であり、これを下回っていたのは「ダイナムグループ」と「ガイアグループ」であった。

それでは次に設置比率で見ていくが、通常貸玉と低貸玉それぞれに分けて下表に記していく。

通常貸玉スマスロ設置比率上位グループ
グループ名 店舗数 設置台数 設置比率
全体 6,600 311,147 29.8%
ユーコーグループ 23 2,943 49.8%
日光商事グループ 18 3.256 49.3%
晃商グループ 16 1,383 47.0%
オーシャングループ 5 271 46.9%
安田屋グループ 21 1,646 46.2%
オフィスボストングループ 6 473 45.3%
ピーアークグループ 20 2,062 44.7%
ジョイパックレジャーグループ 10 930 43.7%
山形屋興業グループ 8 490 43.5%
王蔵グループ 11 996 43.3%

※経営店舗数5店舗以上のグループが対象
※経営店舗数はパチンコ専門店、低貸玉専門店も含む

低貸玉スマスロ設置比率上位グループ
グループ名 店舗数 設置台数 設置比率
全体 6,600 39,742 16.3%
湖北台産業グループ 11 124 52.3%
平和観光グループ 7 457 44.6%
大國技研グループ 8 142 41.2%
イクティスグループ 18 391 40.9%
タツミコーポレーショングループ 19 151 39.6%
マタハリーグループ 26 253 39.2%
OPUSグループ 7 70 38.7%
シリウスグループ 21 362 38.6%
アキヤマグループ 5 25 37.3%
日光商事グループ 18 213 37.2%

※経営店舗数5店舗以上のグループが対象
※経営店舗数はパチンコ専門店、通常貸玉専門店も含む

このように通常貸玉に限ってみれば、「ユーコーグループ」と「日光商事グループ」ではほぼ半数がスマスロとなっている。また、低貸玉においては「湖北台産業グループ」が設置比率50%を超えていた。

全体の設置比率においては、通常貸玉が29.8%、低貸玉が16.3%であることから、上表に記載されているグループはスマスロに注力していると言えよう。

ちなみに2カ月前にも同じような集計を行っている。当時と比較してみるのもいいだろう。


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