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【パチンコ経営企業分析】通常貸玉におけるパチンコとパチスロの台数差は5000台以下に

今回は、2023年における店舗数と貸玉別台数推移をみていく。

まず、店舗数推移は下表の通りとなる。

2023年店舗数推移
1月 2月 3月 4月 5月 6月
店舗数 7,152 7,105 7,043 7,007 6,963 6,935
前月差 ▲47 ▲62 ▲36 ▲44 ▲28
7月 8月 9月 10月 11月 12月
店舗数 6,900 6,854 6,803 6,755 6,712 6,729
前月差 ▲35 ▲46 ▲51 ▲48 ▲43 +17

このように毎月のように営業店舗数は減少していたのだが、12月は年末商戦に向けてオープンする店舗が多かったので、前月の営業店舗数を上回る結果となった。

近年、通常貸玉におけるパチンコ・パチスロ別の設置台数の差がだいぶ縮まってきたが、どうなったのだろうか。

先日も見たが、直近のデータで再度比較したのが下表の通り。

通常貸玉台数推移
パチンコ パチスロ 差分(PーS)
台数 前月差 台数 前月差
1月 1,124,169 1,029,120 95,049
2月 1,120,742 ▲3,427 1,025,250 ▲3,870 95,492
3月 1,112,068 ▲8,674 1,017,337 ▲7,913 94,731
4月 1,106,060 ▲6,008 1,031,825 +14,188 74,235
5月 1,100,544 ▲5,516 1,035,005 +3,180 65,539
6月 1,095,836 ▲4,708 1,033,807 ▲1,198 62,029
7月 1,089,111 ▲6,725 1,040,319 +6,512 48,792
8月 1,080,019 ▲9,092 1,045,793 +5,474 34,226
9月 1,074,963 ▲5,056 1,043,683 ▲2,110 34,226
10月 1,068,463 ▲6,500 1,041,669 ▲2,014 26,794
11月 1,060,686 ▲7,777 1,039,982 ▲1,687 20,704
12月 1,058,441 ▲2,245 1,053,485 +13,503 4,956

ついにここまでの差になったというべきか、それとも何とかギリギリパチンコが上回ることができたというべきか、通常貸玉におけるパチンコとパチスロの差が5,000台を下回った。

相変わらず既存店においてパチスロを増台した店舗が多いことが、急激に差を縮めた最大の要因である。

いつ変わるのか、それとも再び差が開くのか、引き続き注視していきたい。


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