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【パチンコ経営企業分析】「押忍!番長4」がパチンコも含めて唯一の2万台超え、2024年4月度の導入状況(パチスロ編)

「押忍!番長4」(大都技研)
©DAITO GIKEN,INC.

先日、4月度におけるパチンコの導入状況を見ていったので、今回はパチスロについて見ていく。

まずは、導入上位5機種の合計台数は下表の通り。

導入上位5機種合計台数推移
1月 2月 3月 4月
合計台数 49,780 43,298 31,999 55,561

このように、4月の上位5機種の導入台数は2024年になって最も多かったものの、パチンコの64,555台と比較すると約1万台少なかった。また、今年初めて上位5機種の合計導入台数がパチンコを下回る結果となった。それでも4カ月間の月間導入台数上位5機種の合計は、パチンコの160,217台に対しパチスロは181,638台と、いまだパチスロのほうが2万台以上多い。

それでは機種別に見ていくと、

2024年4月度パチスロ導入上位5機種
機種名 メーカー 導入数 発売時期
押忍!番長4 大都技研 21,694 2024年4月
スマスロ ゴールデンカムイ サミー 13,029 2024年4月
ジャグラーガールズSS 北電子 9,884 2024年4月
パチスロ 革命機ヴァルヴレイヴ SANKYO 6,294 2022年11月
パチスロ ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか2 北電子 5,660 2024年4月

このように1万台以上導入された機種はパチンコの3機種に対してパチスロは2機種にとどまったのだが、「押忍!番長4」はパチンコも含め唯一2万台以上導入された機種となった。

また、2022年11月に導入された「パチスロ 革命機ヴァルヴレイヴ」だが、4月に入り導入台数が再び増加に転じ、月間導入台数が4位となり、同機種の最多設置台数も更新した。

一方で撤去機種は下表の通り。

2024年4月度パチスロ撤去上位5機種
機種名 メーカー 台数
吉宗RISING サボハニ ▲2,810
SLOTバジリスク~甲賀忍法帖~絆2 ミズホ ▲2,520
パチスロ傷物語 ‐始マリノ刻‐ サミー ▲2,062
アナザーゴッドハーデス‐解き放たれし槍撃ver.‐ ミズホ ▲1,874
スロット 冴えない彼女の育てかた サボハニ ▲1,837

このように撤去上位機種の撤去台数を見ると、最も撤去台数が多かった「吉宗RISING」でも3,000台未満とそれほど多くない。パチスロ全体の設置台数が3月末よりも増加していることも影響しているのだろう。

パチンコ・パチスロともに4月は活発な印象を受けた。さて5月はどのようになるだろうか。

[文・構成/情報島編集部]


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