私がパチンコを打ち始めた頃のパチンコ店では、そのほとんどが「ラッキーナンバー制」を使用していました。現在では、ほぼ全てのパチンコ店で「無制限営業」が当たり前になっていますので、「ラッキーナンバー制」がどういった営業形態なのか知らない人も多いのではないでしょうか?
ラッキーナンバー制は、主にデジパチコーナーで液晶やドラム絵柄を対象ナンバーにしたり、機種によってはラッキーナンバー専用セグなどもありました。営業時間中では、例えば絵柄の3と7を「無制限」ナンバー、1と5と9ならば4と8が揃うまで「連続挑戦中」として交換することなく遊技でき、その他の絵柄は全て「1回交換」です。遊技台の上の幕板にはそれぞれの札が刺さることがあり、1回交換ならば「スタート」札、「連続挑戦中」や「無制限」などの札がありました。時間によってのサービスもあり、開店から1時間までは交換ナンバーで当たっても「連続挑戦中」になり、閉店1時間前は全て「無制限」になったりもしました。
では、いつの頃から無制限営業が増えてきたのでしょうか? 私の知る限りでは、平成初期辺りからではないかと思います。ある大手チェーンにおいては、ラッキーナンバー制はホール側の都合によるものであり、お客様の立場に立ってみれば無制限で遊びたいのではないか、ということでいち早く無制限を導入していました。その流れもあり、次第に無制限営業が多くなりました。
現金機からCR機に移行してきた時代でもあり、この頃からCRデジパチも無制限営業が多くなりました。羽根モノもCR機の時代となってきましたが、現金機で定量制にしていたものが、CR機羽根モノでは無制限になることも多かったようです。また、パチンコ機自体も徐々にラッキーナンバーに対応するセグも非搭載になっていたり、様々な規制や規則変更もあって、無制限営業向きスペックが主流となっていきました。
では、今後の営業形態はずっと無制限でなければならないのでしょうか? 近年発表されているパチンコ機の中にもラッキーナンバーに対応した機種は、幾つかありました。でも、現状では中々浸透できていません。理由は色々あると思いますが、メーカーやホール、もしくはそれらを含めた業界団体との連携が必要になってくるのではないでしょうか。
無制限営業の流れを変えることは難しいと思いますが、何らかの新たな動きとあの頃の呆れるほどの楽しさを取り戻したいものです。
(文:ヨッツマングローブ)
これはもう店の問題じゃない
ラッキーナンバーじゃない例えば444が出て1R分の出玉とともに止めろと?
そんな店行きたいですかね
カ-ドに持ち玉が入るので無理でしょう