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【パチンコ経営企業分析】通常貸玉においてはパチンコとパチスロの差は2万台ほどまで縮んでいる

最近、パチスロに注力している店舗が増えていることから、通常貸玉の設置構成に変化が見られている。

2023年1月以降における台数推移は下表の通りとなる。

通常貸玉設置台数
パチンコ パチスロ 差分
1月 1,124,169 1,029,120 95,049
2月 1,120,742 1,025,250 95,492
3月 1,112,068 1,017,337 94,731
4月 1,106,060 1,031,825 74,235
5月 1,100,544 1,035,005 65,539
6月 1,095,836 1,033,807 62,029
7月 1,089,111 1,040,319 48,792
8月 1,080,019 1,045,793 34,226
9月 1,074,963 1,043,683 31.280
10月 1,068,463 1,041,669 26,794
11月 1,061,304 1,043,032 18,272

※毎月末週の集計データであるが、11月に限り第2週の集計データとなる

このように、今年1月時点ではパチンコがパチスロよりも約10万台ほど多かったのだが、直近集計時点でその差は2万台以下まで縮まっており、このペースで進むのであれば年内には逆転する可能性も出てきた。

それでは店舗別に見ていくが、11月に入りどれくらいの店舗がパチスロを増台させたのだろうか。

▽Case-1
パチンコを減台し、パチスロを増台した店舗(パチスロ増台数10台以上に限る)

店舗名 住所 P減台数 S増台数
ZENT岡崎インター店 愛知県岡崎市 ▲96 +96
ナショナル会館 広島県広島市南区 ▲84 +84
デルパラ大和店 神奈川県大和市 ▲76 +80
nikko大分中央店 大分県大分市 ▲72 +72
BIG ROCKY堀江店 愛媛県松山市 ▲64 +64

※全78店舗、他73店舗が該当

▽Case-2
パチスロを増設した店舗(パチスロ増台数10台以上に限る)

店舗名 住所 S増台数
マルハン旭川永山店 北海道旭川市 +68
ゴールドラッシュ南郷通店 北海道札幌市白石区 +67
イーグルウェーブ厚別店 北海道札幌市厚別区 +67
京一七条店 京都府京都市右京区 +59
ダイナム千葉館山店 千葉県館山市 +51

※全42店舗、他37店舗が該当

「Case-1」「Case-2」合わせると120店舗が該当し、パチスロの増台数は約4000台に上った。一方で、「Case-1」のパチンコ減台数は2700台強であり、パチスロに注力しようという姿勢が強くみられる。

ちなみに、ここに該当する120店舗を経営グループ別に見ると下表の通りとなる。

11月にパチスロを増台した店舗数
グループ名 営業店舗数 該当店舗数 増台数計
マルハングループ 310 15 518
ダイナムグループ 436 9 343
タイラベストビートグループ 38 6 230
松原興産グループ 19 6 179
カネマツグループ 16 4 78
正栄プロジェクトグループ 21 3 180
キング観光グループ 25 3 148
ABCグループ 34 3 120
ピーアークグループ 20 3 67

※10台以上増台した店舗が対象
※該当店舗数が3店舗以上の経営グループを記載

この他に該当店舗が2店舗以下の経営グループは57グループある。

このように多くの経営グループがパチスロに注力している中、通常貸玉においてパチスロがパチンコの設置台数を上回る日が来るのだろうか。


コメント:1件 コメントを書く

  1. んで、その入れ替え費用分また客から搾るんですよね。
    新台なんてそんなに要らない。SEEDもまどマギもその台数必要だった?ホールの目利きが下手だからユーザー離れるんだよ。天井チャンスゾーン目指して打つのが当たり前とかさ、実際実費で打ってみればどれ程虚無なのか簡単にわかんのにな。

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