今回は昨年民事再生法の適用を申請した「ガイアグループ」の店舗数・台数推移をみていく。
「ガイアグループ」は現在82店舗運営しているが、2023年末と2022年末の店舗数を比較をすると19店舗減少している。詳細は下表の通り。
ガイアグループ店舗数推移 | |||||
23/12 | 22/12 | 差分 | 増加 | 減少 | |
店舗数 | 82 | 101 | ▲19 | 0 | 19 |
※増加は「新店」・「長期休業明けリニューアルオープン」・「事業継承による取得した店舗」を含む
※減少は「閉店」だけでなく、「休業中」・「改装中」に変更した店舗を含む
ガイアグループ台数推移 | |||||
23/12 | 22/12 | 差分 | 比率 | ||
P通常貸玉 | 16,929 | 23,806 | ▲6,877 | 71.1% | |
P低貸玉 | 10,333 | 9,903 | +430 | 104.3% | |
S通常貸玉 | 24,832 | 32,745 | ▲7,913 | 75.8% | |
S低貸玉 | 3,892 | 2,047 | +1,845 | 190.1% | |
全体 | 55,986 | 68,501 | ▲12,515 | 81.7% |
※設置台数は公開されている貸玉別の台数の合計値
このように、店舗数・設置台数ともに大幅に減少しているのだが、これは昨年に限ったことではなく、店舗数は3年前の2020年12月時点では134店舗であり、ここと比較すると52店舗(61.1%減)の減少となる。
また新台(※)に関しても、民事再生法の申請を行った10月以降、当然ながら導入頻度が下がり、2022年より大きく減少した。
ガイアグループ新台導入推移 | |||
23/12 | 22/12 | 差分 | |
パチンコ | 12,272 | 22,050 | ▲9,778 |
パチスロ | 8,824 | 15,004 | ▲6,180 |
全体 | 21,096 | 37,054 | ▲15,958 |
※新台は導入日から4週以内に導入したもののみとする
特に、10月~12月までの3カ月間の導入台数は激減し、2022年同時期と比較すると約1/10となっていた。
その結果、直近における新台導入評価(2023年7月~2023年12月の6カ月間の評価)は、下表の通り上位2ランクにあたる「S」「A」ランクの店舗数は少なく、1年前の同時期と比較するとその差は顕著である。
ガイアグループ新台導入評価 | ||||
パチンコ | パチスロ | |||
S | A | S | A | |
2023年 | 1 | 4 | 0 | 4 |
2022年 | 25 | 14 | 11 | 14 |
※2023年、2022年ともに集計期間は7月~12月
次に、資産価値額を見ていくと、2022年12月時点ではパチンコ・パチスロともに平均値を上回っていたが、2023年12月時点ではともに平均値を下回る結果となった。
2022年ガイアグループ資産価値 | ||
パチンコ | パチスロ | |
ガイアグループ | 244,721 | 420,631 |
平均 | 185,151 | 372,604 |
差分 | +59,570 | +48,027 |
2023年ガイアグループ資産価値 | ||
パチンコ | パチスロ | |
ガイアグループ | 144,175 | 199,903 |
平均 | 191,375 | 283,983 |
差分 | ▲47,200 | ▲84,079 |
今後どのような形で進んでいくのかわからないが、減少傾向とはいうものの店舗数は第4位、設置台数は第5位の経営グループであるので、引き続き注視していきたい。
なかなかしぶといな。借金踏み倒されても困るし、しばらくは延命か。経営が良くても悪くてもスロットはほぼオール設定12の店に客は来るか?笑
目出鯛ね〜!