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【パチンコ経営企業分析】都道府県別の「S」ランク店舗比率は「京都府」がトップに、2024年1月度の新台導入評価(パチンコ編)

今回は、直近のパチンコ新台導入評価(2023年8月~2024年1月の6カ月間の評価)を元に考察を行っていく。

まず上位500店舗が該当する「S」評価の店舗数が20店舗以上の都道府県を見ていくと下表の通りとなる。

都道府県 店舗数 「S」評価店舗 P前月 差分
東京都 470 59 54 +5
大阪府 430 41 42 ▲1
神奈川県 313 38 37 +1
福岡県 244 34 33 +1
愛知県 343 33 36 ▲3
埼玉県 285 25 26 ▲1
千葉県 253 24 28 ▲5

「東京都」の「S」ランク店舗数が54店舗で最も多かった。また前回集計時と比較すると、その「東京都」は前回よりも「S」ランク店舗数が大幅に増加しているが、それ以外の上位の都道府県のほとんどが前回よりも減少していた。

また、「S」ランク店舗が10店舗以上ある都道府県を見ていくと、京都府(17店舗)、岡山県・福島県・北海道(以上13店舗)、新潟県(12店舗)、宮城県・茨城県・静岡県(以上11店舗)、宮崎県・群馬県(以上10店舗)となっており、前回10店舗以上あった「熊本県」と「長崎県」は10店舗を下回った。この中で「京都府」の「S」ランク店舗数がここ3回の集計において、9⇒12⇒17店舗と大幅に増加している。また、「S」ランク店舗が1店舗も該当しない県は1県であった。

次に、「S」ランク店舗の比率が高い都道府県について見ていく。

比率が10%を超えている都道府県は下表の通りとなる。

都道府県 店舗数 「S」評価比率 前回比率
京都府 107 15.9% 11.0%
岡山県 92 14.1% 15.4%
福岡県 244 13.9% 13.5%
宮崎県 79 12.7% 13.0%
東京都 470 12.6% 11.4%
神奈川県 313 12.1% 11.7%
群馬県 83 12.0% 8.4%
新潟県 107 11.2% 7.4%
三重県 84 10.7% 10.8%
福島県 123 10.6% 10.6%

今回の集計では「S」ランク店舗比率では長らく首位を維持していた「岡山県」に代わり「京都府」の比率が最も高かった。またそれ以外でも「群馬県」や「新潟県」のように大幅に店舗比率を増加した都道府県があるのに対し、長らく店舗比率が10%以上を維持していた「愛知県」や「千葉県」が10%未満になっており大きな変化が見られた都道府県が多くなっていた。

2023年はパチンコからパチスロへ転換する店舗も多く、通常貸玉における設置台数もパチスロがパチンコを逆転しその差も広がっている。このようなことが直近半年間の実績値をもとに算出している新台導入評価において、傾向として表れてきたのだろう。

次回集計時にはどのような結果になるのだろうか。


コメント:1件 コメントを書く

  1. 客からぶっこ抜きランキングと連動しています。
    ぼったくり地域一覧みたいなものですね。

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