【パチンコ経営企業分析】中古取引額においてもパチンコよりパチスロのほうが活性化している様子が見受けられる

前回１月末時点における中古取引額を見ていったので、今回は２月末時点のデータをもとに、中古取引額が高い機種について見ていく。

前回は、パチンコでは「ｅ　Ｒｅ：ゼロから始める異世界生活　ｓｅａｓｏｎ２」の取引額が非常に高額で、パチスロでは「パチスロ　からくりサーカス」の取引額が増加傾向であったが現在はどうだろうか。

直近３カ月間（２０２３年１１月～２０２４年１月）における取引額上位５機種の推移は下記の通り。

このように、パチンコにおいて「ｅ　Ｒｅ：ゼロから始める異世界生活　ｓｅａｓｏｎ２」の取引額が他機種よりも圧倒的に高かったものの、その額は大幅に減少していた。ただしこの要因は同機種の増販が決定したことに起因しており、増販分が全台設置されると設置台数は現在のほぼ倍増となるので、今後も取引額は減少していくものと思われる。

パチスロにおいては、「パチスロ　からくりサーカス」の取引額は１月末よりも増加しているものの、先週集計時の取引額は２２２万７７４５円でありこれと比べると減少していた。その一方で、「Ｌ　ゴジラ対エヴァンゲリオン」の中古取引額が一気に上位に入っており、さらに６位の「沖ドキ！ＧＯＬＤ‐３０」までが中古取引額で１００万円を超えていた。

パチンコは「Ｒｅ：ゼロ」シリーズの２機種以外で中古取引額が１００万円を超えている機種はなく、ここでもパチンコよりもパチスロのほうが活性化している様子が見受けられてしまった。