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【パチンコ経営企業分析】三重県内で最も新台導入評価「S」ランク店舗数が多いグループは「キング観光グループ」

パチンコ経営企業ごとに考察を行っていく【パチンコ経営企業分析】。今回は直近の新台導入評価(※1)において、パチンコ・パチスロともに「S」ランク比率が最も高かった「三重県」の状況を見ていく。

直近の集計時点における、「三重県」の営業店舗数は84店舗。パチンコ・パチスロ・貸玉別の設置構成を見ていくと、通常パチンコは29.8%(全国平均:32.2%)、低貸パチンコは32.8%(全国平均:27.8%)、通常パチスロは29.4%(全国平均:32.5%)、低貸パチスロは8.1%(全国平均:7.5%)となっており、パチンコ・パチスロ問わず低貸玉の設置比率が高いことが特徴的。通常貸玉においては、パチンコ・パチスロともに全国平均の設置比率を下回っていた。

そんな「三重県」の新台導入評価「S」「A」ランク店舗数の推移は下表の通りとなる。

期間 「S」ランク店舗数 「A」ランク店舗数
パチンコ パチスロ パチンコ パチスロ
2022年10月~2023年3月 4 9 14 13
2022年11月~2023年4月 6 7 9 18
2022年12月~2023年5月 4 8 10 17
2023年1月~2023年6月 4 10 12 16
2023年2月~2023年7月 4 12 10 10
2023年3月~2023年8月 7 7 9 10
2023年4月~2023年9月 5 9 8 12
2023年5月~2023年10月 5 11 4 11
2023年6月~2023年11月 8 9 7 12
2023年7月~2023年12月 9 8 11 11
2023年8月~2024年1月 9 8 14 11
2023年9月~2024年2月 12 5 16 9

このように、「三重県」においてはパチンコよりもパチスロを積極的に導入する傾向が見られた。また2023年8月~11月時点の集計結果を見ると「S」ランク店舗数はパチンコ・パチスロともにそれほど多くなかったのだが、そこから増加傾向にあることから、新台を導入するペースが他地域よりも多くなった店舗が増えたものと推察される。

そこで「S」ランクの店舗を見ていく。

三重県内において、パチンコ・パチスロのどちらかで「S」ランク評価だったのは下表の通り7グループ18店舗であった。

「S」ランク店舗数
グループ名 店舗数 両方
キング観光グループ 13 6 7 6 7
マルハングループ 8 2 4 2 4
有馬グループ 8 0 2 0 2
晃商グループ 2 2 0 0 2
ワールドカップグループ 1 1 1 1 1
ロイヤルグループ 1 0 1 0 1
森忠産業グループ 2 1 1 1 1

※同一店舗でパチンコ、パチスロそれぞれ「S」ランクの場合もあるので、合計値と「P」「S」の合算値は異なる場合がある
※店舗数は「三重県」内の営業店舗数

このように、「三重県」内で最も「S」ランク店舗数が多かったのは、「キング観光グループ」の7店舗であった。同グループは三重県内で13店舗のパチンコホールを運営しており、このうち6店舗がパチンコ・パチスロともに「S」ランクであったように、グループ内の旗艦店舗に積極的に新台を導入しているものと思われる。そして、次位は4店舗の「マルハングループ」となり、この2グループで半数以上の11店舗を占めていた。

「キング観光グループ」を中心に新台を導入している様子が見受けられる「三重県」だが、今後も同様の傾向は続いていくのだろうか。

※1:新台導入評価
直近半年間における新台の導入台数・導入機種数・新台導入回転率・1機種当たりの最多台数をそれぞれ順位化し、その合計得点を元にS~Eの6段階で評価したもの
なお、S:全国500位以内、A:全国1000位以内、B:全国2500位以内となっている。


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  1. 新台を頻繁に大量入れ替えする資金の出所は客の財布です。

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