【パチンコ経営企業分析】「S」ランク店舗比率トップは東京都で13.5%、都道府県別パチンコ新台導入評価

今回は、直近のパチンコ新台導入評価(2024年5月~2024年10月の6カ月間の評価)を元に考察を行っていく。

まず上位500店舗が該当する「S」評価の店舗数が20店舗以上の都道府県を見ていくと下表の通りとなる。

Sランク店舗数
都道府県 店舗数 S店舗 P前月 差分
東京都 451 61 60 +1
大阪府 410 47 49 ▲2
愛知県 333 40 40 ±0
神奈川県 298 34 32 +2
千葉県 240 27 26 +1
埼玉県 278 27 26 +1
福岡県 231 26 27 ▲1

上位の都道府県を見ていくと、最も「S」ランク店舗数が多かったのは前回同様「東京都」であり、次位「大阪府」との店舗数の差は前月集計時点よりも増え14店舗となった。

また、「S」ランク店舗が10店舗以上ある都道府県を見ていくと、北海道、茨城県、静岡県、兵庫県(以上12店舗)、福島県、広島県(以上11店舗)、群馬県、京都府、岡山県、熊本県、宮崎県(以上10店舗)となり、前回10店舗以上あった「三重県・長崎県」が10店舗を下回り、「宮崎県」が新たに加わった。

なお、「S」ランク店舗が1店舗も該当しない県は2県であった。

次に、「S」ランク店舗の比率が高い都道府県について見ていくが、比率が10%を超えている都道府県は下表の通りとなる。

Sランク店舗比率
都道府県 店舗数 S比率 前回比率
東京都 451 13.5% 13.3%
宮崎県 77 13.0% 11.7%
群馬県 78 12.8% 12.7%
奈良県 49 12.2% 10.2%
愛知県 333 12.0% 12.0%
岡山県 84 11.9% 12.9%
大阪府 410 11.5% 11.8%
神奈川県 298 11.4% 10.7%
福岡県 231 11.3% 11.6%
千葉県 240 11.3% 10.7%
三重県 81 11.1% 13.4%
愛媛県 80 10.0% 10.0%

このように店舗比率でも「東京都」が13.5%で最も高く、パチンコにおいて「東京都」は他県よりも積極的に新台を導入している店舗が多いといえよう。

この圧倒的な存在感を示している「東京都」だが、元々の店舗数が多いので「S」ランク店舗数で上回ることは難しいかもしれないが、「S」ランク店舗比率で上回るところは出てくるのだろうか。

[文・構成/情報島編集部]


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