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「あの花」の聖地でゆったりとした時間を楽しむ ~ご当地応援企画「旅パチ!」・埼玉県秩父市

「ちちんぶいぶい♪」ラビュー号

特急ラビュー号の面構え

都心の池袋駅から西武鉄道秩父線の特急に乗車すればわずか1時間30分。周囲をすっぽりと山にかこまれた埼玉県西部の〝秘境〟(?)秩父市に到着します。Google MAPなどの衛星画像をみるとよくわかりますが、そこはまさに飛び地のようなところです。

西武鉄道といえば、女優の土屋太鳳ちゃんが「ちちんぶいぶい♪ ちちんぶいぶい♪」と歌いながら踊るへんてこなCMでもお馴染みのはず。

ま、そんなわけで今回(本年9月2日)は秩父市へ行ってきました。人口およそ6万人。東京湾へそそぐ荒川の上流部にあたる地域です。現地への移動手段はもちろん太鳳ちゃんおすすめ(2019年当時)の特急ラビュー号。先頭車両の面構えもカッコよく、車窓は膝下まで広がっています。なおかつ大きい。子どもの頃に想像した宇宙船みたいなデザインです。ただ、車内のシートから風景がワイドサイズで楽しめるということは、、、口を開けて寝ている姿も外からすっかり丸みえ。そのぐらいの広さと大きさなのです。

車窓がデカい!

ところが――ラビュー号に乗り込んでさらにビックリ。不要不急の外出を多くのひとたちが控えている影響か、車内はガラガラ。まるで空気を運んでいるような感じです。気兼ねなく旅行ができるまではやむをえないにせよ、いつか乗ってくださいラビュー号。シートもゆったり座れて快適ですよ。

車内は終着駅の西武秩父駅までガラガラ

秩父で感じた旅の味わい

景色を眺めながら到着した駅は西武鉄道の西武秩父駅。ややこしいことに秩父市にはもうひとつ、秩父鉄道の秩父駅が存在します。ややこしいだけでなく面倒なのは両路線間の乗り換え。時間帯にもよるようですが、直通運行便が少なく、5分ほど歩かされることになりました。当日はあいにくの雨で傘をさしながらの徒歩移動。

「この不便さ、なんとかならんのかね」

と文句のひとつも漏れ出してしまいます。表情もきっと鬼の形相だったに違いありません。

しかし、乗換駅にたどりついてみてすぐにホッコリ。なぜなら駅名がとにかく可愛い。だって「御花畑駅」ですよ。残念ながら駅の周囲は商店や住宅ばかりで〝お花畑〟こそみあたらなかったものの、かつてはたぶん、駅のまわりにたくさんのお花が咲いていたんでしょうね。

西武鉄道の西武秩父駅は2017年にリニューアルされ、温泉なども併設してある新しい駅ですが、芝桜駅という副駅名がつけられた御花畑駅の建築年代はなんと大正6年(1917年)! ロシア革命が勃発した年です。駅舎は国の国登録有形文化財に指定されています。

駅員さんが出迎えてくれる小さな駅

御花畑駅にホッコリさせられた理由はまだあります。券売機はあっても自動改札はなく、ICカードはもちろん使えません。買った切符は駅員さんにみせ、降りるときは駅員さんに手わたす。そのつど駅員さんから言われる「ありがとうございます」のひと言にも温かみがあって旅情感をかき立ててくれます。

「この不便さ、なんとかならんのかね」

こんな文句はどこへやら。不便さも旅の味わいのひとつなのだとあらためて教えられました。

知るひとぞ知るアニメの聖地

全国的な知名度はともかく、秩父市は〝長瀞のライン下り〟や天然氷でつくられた〝かき氷〟が有名でよく知られていますが、アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の舞台となったこともあって秩父市はいまやこのアニメのファンたちにとって聖地になっているんだそうです。遊技機メーカーのサミーは「あの花」のパチンコとパチスロのタイアップ機を発売しています。

さらに「超平和バスターズ」と呼ばれる「あの花」の制作スタッフが手がけたアニメ「心が叫びたがってるんだ」や「空の青さを知る人よ」なども秩父が舞台の作品です。

旧「秩父橋」

17番札所

「あの花」主人公じんたん

秩父駅前も「あの花」

道路だって「あの花」

こんなところには「めんま」こと本間芽衣子

秩父市もこうした人気にあやかり、「あの花」がTV放送から10周年を迎えたことを記念してイベントを開催。今年の7月22日~8月21日かけてスタンプラリーが実施されていたみたいです。

このほか、秩父駅から御花畑駅にかけての散策もけっこう楽しい。〝秩父神社〟を中心とした参道「番場通り」には食べ歩きができるようなスイーツのお店もちらほら。レトロな雰囲気の街なみと相まって若い女性たちにも人気があるそうです。

秩父市内の散策コース

豆乳ソフト

みどころはたくさんある秩父市ですが、毎年12月になると「秩父夜祭」が開催され、冬場のお祭りにはめずらしく花火も打ちあげられます。でも、昨年は感染拡大防止の観点から規模を縮小して実施。ユネスコ無形文化遺産にも登録されている「秩父夜祭」です。今年の開催はどうなるか。いずれにせよ、今回は1日ずっと雨に見舞われた旅になりました。

秩父鉄道のキャラクター「鉄道むすめ」桜沢みなの

旅のエピローグ

秩父鉄道のおかげもあって旅情感をたっぷり堪能できた秩父市。あとはおいしいご当地料理を食べるだけ。お蕎麦はもとより〝豚みそ丼〟なるメニューにもこころ惹かれましたが、荒川の上流域まで足を運んでおきながら、豚はないだろ、といった理由もあって今回は〝鮎めし〟を食しました。もちろん、荒川で獲れた新鮮な鮎です。これをお米といっしょに炊き込んだ料理がコレ。養殖モノにありがちな臭みもなく、とても満足できました。

↓↓↓↓↓↓↓「秩父市」の動画もご覧ください↓↓↓↓↓↓↓


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