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既存モデルからの脱却が必須、パチンコホール営業は「創造力」の勝負へ ~寄稿コラム「生き残るために取り組むべき方策とは②」

既存の業態・営業手法に今こそ疑問を抱く時

業界を代表する企業すら安泰ではない時代。「これまでこうやってきたから」「これまでは上手くいっていたから」そんな思考は破綻への最短ルートと言わざるを得ない。「伸びしろ」を考えることから「下げしろ」を考えておくべきとも言い換えられるか。

まさに今、「設備・装置産業」+「労働集約産業」という既存モデルからの脱却が必須といえるだろう。そして、サービス業における原点回帰として、戦いの本質は「創造力」の勝負へと変わっているのだ。裏を返せば、ホール営業は「創造力や展開力」次第で、縮小市場でも生き残れる可能性が十分にあるものと考えたい。以下、店舗コンセプトの一例を挙げておく。

①射幸性マニアを対象に
等価営業・薄利多売。風営法のキワに立つ。コスト最低限・接客皆無。日により赤字営業。営業時間は平日8時間、土日10時間以内。

②射幸性は軽視しコンテンツ中心の構成に
店内に人気ランキング。演出コレクションの達成イベントやスタンプラリー参加。集客ツールはSNSがメイン。動画投稿・オフ会の開催。

③オールド・シングルをメインに
完全地域密着型イベントの協賛・地域清掃参加・介護施設と提携・行政との協力による無料検診・生涯教育等のスペース提供。早朝営業・20時閉店。

④射幸性を無視し設備・遊技機依存の排除を徹底的に
運営コストはすべて労務費・従業員は容姿を最優先・イケメンやアイドル店員のみで運営・定期的に店舗内でライブや握手会の実施。

いずれにしても、ドラッグストアのように小商圏で成立するパチンコホールの在り方は考えておくべきだろう。1000台以上の設置台数を誇る巨艦ホールでは、いざ業績低下に陥ると復活には多大なコストを要してしまうものなのだから。

※写真はイメージです


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