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【寄稿コラム】パチンコ版「Reゼロ」が大人気で中古価格は200万円超え、ユーザーの財布にも大きな影響がある話

「P Re:ゼロから始める異世界生活 鬼がかりver.」

パチンコホールが遊技機メーカーから新台を購入する際の価格は、1台あたりおよそ45万円前後だ。むろん機種によって違っており、まとめ買いによる値引きなんかもあって一概には言えないが。まあザックリこのくらいと考えておけばよいだろう。

年々『筐体』が派手になっていることもあり、「重さ」も「価格」も値上がり傾向を続けてきたものだ。ある機種では60キロもの重さになり、1キロ当たり1万円などと揶揄された機械もあった。いずれにしても、パチンコホールにおける経費の中で最も大きいのが機械代、そう言っても過言ではないはず。

そんな中で、ユーザーから支持される人気の機械については、店側も沢山揃えたいのは当然である。そうすると他のパチンコ店から中古で購入することになるのだが、考えることは皆同じ。取り合いになった結果、(機種によっては)定価よりも遥かに高い金額で取引されることはけっして珍しくない。

今ならば「P Re:ゼロから始める異世界生活 鬼がかりver.」が絶賛高騰中である。同機は言わずと知れた人気アニメとのタイアップ機であり、2019年に発売されたパチスロ版では(全国に7万台以上が設置されて)大ヒットを記録したものだ。その後にパチンコ版も発売されて、今回の「鬼がかりver」は本年1月に導入開始されたパチンコ版の第2弾となっている。

同機における中古取引の相場価格は値上がりを続け、2月18日時点では200万円以上の値が付いている状況だ。定価の4倍以上の金額を出してでも欲しい機械ということである。完全新規則機時代へと入り、(パチスロ機の不振を補うためにも)パチンコ機の強化は店側にとって至上命題といえよう。今後の話題機不足も相まってか、既存の人気機種を増台させる動きが全国的に見られている。

問題は「これがユーザーにとって本当に良い事なのかどうか」である。高額を出してまで購入したのだから、少しでも長く使おうと甘く運用してくれたらむろん有難い話だが。一方で、人気がいつまで続くか分からないことも事実であり、とりあえず償却だけはと厳しい運用を行う店舗も当然あるものだ。

パチンコホール同士の中古取引価格なんてユーザーには関係ない。そう考えがちだが、実は大きな影響があるもの。こうした視点からお店を眺めてみるのも面白いことだろう。

©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会
©DAITO GIKEN ,INC.


コメント:7件 コメントを書く

  1. タイアップ機ばっかり
    アニメに興味ない人は、全く意味がわからん。
    どんな前兆が来ようと、どんなリーチが来ようと、訳わからんのだよ。
    客が減ってる理由は、そこにもあるんじゃねぇの?

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  2. パチンコは初代CRギンギラや初代モンスターハウス等打ったきり今では全く打ちません理由出玉と投資のバランスが明らかに無理があります❗

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