2月導入のパチンコ新台の中ではそこそこ注目されていた機種だと認識している「Pルパン三世 2000カラットの涙」。「1500発×81%ループ」はやはり魅力的に映ったものだ。
大ヒットした「消されたルパン」以降、「ルパン」シリーズはほとんど打っていない。「ハンドル」や「ピストル」など斬新なデバイスを搭載した筐体で登場するたびに1度は打ってはみたがどれもしっくりこなかった。前作の「復活のマモー」は初打ちで一撃3万発ほど出たにもかかわらず、それっきり打っていない。
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導入から3週間以上経った平日の夜に、近所のホールをのぞいてみると設置4台中3台が稼働中とまずまずの状況。「ルパン」シリーズとしては物足りない導入台数だと感じたものの、直近のシリーズ機が良い結果を残せなかったことを考えると当然か。ちなみに弊社DB「新ピーサーチ」の最新データでは約1万7000台の導入が確認されており、「復活のマモー」と比べれば2000台ほど多い。
「RUSH突入時点で約3000発スタート」「1500発×81%ループ」などスペックは確かに魅力的なのだが、通常時から実質約3000発獲得できる機種は市場にすでに存在するため、オンリーワン要素とは言い難い。「1500発×81%ループ」もしかり。ましてや類似タイプの「Re:ゼロ 鬼がかりver.」が絶賛稼働中という状況下で、本機を選ぶ理由は少ない。
あと、これは好みが分かれる部分だとは思うが、「エヴァ」や「とある魔術の禁書目録」のようなロングSTタイプでRUSHを少しでも長く楽しみたい派の筆者にとっては(駆け抜ける時はどちらもあっという間なのだが…)、本機の高速変動・ショートST仕様は肌に合わなかった。「神GOLDEN TIME」に突入する時には「残り40回転で当てなければならい」という焦りが先行してしまう。ただ「神GOLDEN TIME」中は、発展さえすればそこそこ期待が持てる演出バランスは◎。
高いスペック性能、そして「ルパン三世」という根強いファンが多いコンテンツということもあり、まだしばらくは人気は継続するだろう。ただ、個人的には休みの日に朝一から長時間打つメイン機種というよりは、仕事終わりの一勝負に適した機種だと思った。
最後に個人的な本機の評価は「★★☆☆☆」。
©モンキー・パンチ/TMS・NTV
マイホのルパンはもうガラガラです