×

【寄稿コラム】パチンコ機における「遊タイムの是非」は意見が分かれるところ、貴方はどちら派か

2021年6月に登場していた「P牙狼月虹ノ旅人」。同機が大ヒットを記録したことは記憶に新しいところだろう。部材不足などの諸事情によって、シリーズ機としては非常に少ない3万台ほどしか当初は市場に投入出来なかったものだ。そうした供給不足も高稼働に繋がった一因である。

なお、パチンコホールを経営する企業グループごとに、同機の導入数には大きな格差も見られていた。故に、明らかに足りていない企業が中古機での購入を推し進めた結果、中古取引相場は一時期300万円を大きく上回ったことでも話題を呼んだものである。

そして、ずいぶんと遅ればせながらも、スペック違い版となる「P牙狼月虹ノ旅人絆 GIGA GHOST Ver.」が発売されたのが本年1月のことだ。いわゆる遊タイム無しバージョンである。同機の導入に伴い、両作をどんな割合で共存させるべきか、もしくは片方に絞るべきか、多くのホールが頭を悩ませたはず。

ちなみに遊タイムの是非について、ミドルタイプ機は特に「遊タイムは無い方がユーザーに好まれる」と考えていた業界関係者の方が多かったように思う。『遊タイムがあるせいで回らない』『他人のために畑を耕しているようで癪に障る』『ハイエナ目的の客が鬱陶しい』、そんなユーザー心理が想像できることも大きかった。むろん店側としても『夕方以降の稼働が伸びにくい』、そんなマイナス要素が懸念材料だったことも事実だろう。

ただ牙狼月虹の話だけでいえば、遊タイム無しバージョンの稼働は残念ながら振るわなかった。まあ今更感が強すぎたのか、(遊タイム有りバージョンの稼働も低調な中では)もはや遊タイム云々の問題で語るべきではないのかもしれない。

いずれにしても、牙狼は遊タイムの是非に関する良い試金石とはならなかった。結局のところ、未だに少なからず意見が分かれる状態が続いている。もちろん昨今の人気機種をみると遊タイム非搭載機が増えていることもあって、総じて「無し派」が優勢だとは考えられる。

それでも個人的には正直有った方が良いと思っている。「有ろうが無かろうがどうせ回らない」「休みの日にせっかくパチンコをしているのに一度も当たらないのは切なすぎる」、そんな理由からだ。同じように考える人は少ないかもしれないが、それでも遊タイムの存在がゲーム性の幅を広げたことだけは間違いない。メーカーには是非この機能を上手く使っていただきたいものである。

そして最後に。
遊タイム肯定派の私からしても、甘デジタイプの遊タイムは正直いただけない。(規則的に致し方ないのは理解するが)300回転ほどで突入する仕様では遭遇頻度があまりに高すぎる。わずか150回転ほど回しただけで、遊タイムまでの残り回数が常にちらつく始末。

「他人のために畑を耕したくはない」「今やめないと結局当たるまで打ち続けなければならない」、常時そんなことを考えてしまうのはストレス以外の何者でもないのだ。遊タイムは欲しい。でも3倍ハマりの発動条件は何とかならないものか。


コメント:16件 コメントを書く

  1. ラムクリしない店は、朝から動いてるし、夕方もそれなりに回って捨てられてる台はちゃんと動いてるよ。甘、ミドル関係なくね
    多分、ある程度が重要で、ある程度回る、ある程度回されてる、だから動く
    逆にある程度も回らないから
    ある程度も回されない。動いてない店は総じて回らん、1000円で10ー12ぐらい。遊タイムない台もやっぱり動いてないし、昔、スロットのストック機があった頃、ストック消してる店は客が寄り付かなかったし、今の状況と似てる
    遊タイムで客減らした店は、ラムクリしてるか、朝に遊タイム狙う人から絞りとってやろうなんて調整してる店やと思うな

    23
    8
  2. ゆうたいむ?当たるどころか抜けますね。私の住んでる所は。当たり確定ならアリでしょうけど。エヴァや海の突確みたいな。後近年バトル物ばっかりで確変は確変。でハッキリしてる台が無いのが寂しいです。皆ST機ばっか。

    11
    7

-コラム
-,

© 2024 パチンコ・パチスロ業界のニュースサイト「パチンコ・パチスロ情報島」