少し前のこと。「一緒にお仕事出来ることがあるんじゃないか」。初めて名前を聞くコンサル会社の社長さんより、そんな連絡が入る。一度話を聞いてみようと訪ねると、通されたのはレンタルオフィスの一角だった。
「立て直せないパチンコホールなどありませんよ」、同氏はそう自信満々に言い切っていたものだ。足掛け27年ものあいだ、ホールの集客向上を成し遂げてきたと。どれだけの実績を積み重ねてきたか。説明資料を元に御高説を賜ってきた次第である。
実に業界人らしい印象を受ける方。それが率直な感想であった。そんな同氏の姿を拝見させて頂きながら、私は考えていたものだ。「自分が他人からどう見えているのか」改めて見つめ直してみる必要があるな、と。なんせ「業界人っぽい人」という印象は、残念ながらけっして良いものとは言えないのだから。
早くも3月31日になってしまった。明日からは新年度を迎える。パチンコ業界にも多くの新卒が加わることだろう。むろん社会人としては未熟だが「何も知らない」ことは大きな強みでもある。この業務は何のために行っているのか。本当に必要なものなのか、他にもっと良い方法がないか。これまでのやり方に慣れてしまった既存のメンバーには見えないものが見える、そんなこともあるはず。
そして中には、パチンコ業界自体が初めてという人もいるかもしれない。そんな素人さんの意見は実に貴重だ。お客さんの目線に最も近い彼等の声には、真摯に耳を傾けたいところ。自分自身を見つめ直す機会とも捉えたい。幸先の良いスタートを。
この状況下でパチンコ業界に飛び込む勇気はすごいですね…
マルハン西日本は入社式しなかったのか?
新入社員ゼロはさすがにないだろうがw