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【拝二刀のパチンコ喜怒哀楽】遊技機の「レトロ台」を打てるゲームセンターは既存のパチンコ店と変わらない、批判されるのは悲しいこと

先日、とても悲しいことがありました。端的に申し上げると、遊技機の「レトロ台」を打つことに対しての批判や反論がSNS上で散見されたのです。レトロ台を打つことは「ゲームセンター」の範疇なので、これは通常のパチンコ・パチスロの範疇ではないとのことでした。

最近では、直近まで通常の遊技場を営業した後に、そのままレトロ台をゲームセンターとして再利用しているパターンが微小ながら増えてきた気がします。(これは未確認ですが)直近で増えたのは「ひげ紳士さん」を中心に経営している東京福生の『ゲームセンタータンポポ』の影響が大きいのかもしれません。

話を戻しますが、たとえゲームセンターとしても体裁はパチンコやパチスロと変わりないと考えます。それらが現在設置されているゲームセンターの形態にもよりますが、例として『タンポポ』では一昔前の遊技場の原風景を残しています。パチンコもパチスロも箱の上げ下ろし、玉積みを維持しています。

そんな『タンポポ』に関しては、1カ月ぐらい前にコラムを書かせていただきました。繰り返しとなりますが、ゲームセンターとはいえ、一昔前の遊技場を再現しています。私はまさか、当時打ち込んでいた遊技機をまた打てるとは思っていませんでした。言い換えれば、レトロ台をゲームセンターとして、かつ遊技場をリメイクして再出発させるなんて思いも付かなかったものです。

【拝二刀の訪遊記⑤】ゲームセンタータンポポは「店内の雰囲気」「パチンコ店店員としての在り方」が学べる場所

久しぶりにこちらで書くこととなりました。色々あって、現在は比較的に自由に動いています。その詳細は後に ...

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ちなみに「ひげ紳士さん」の単行本【ひげ紳士の挑戦記~大衆娯楽を取り戻す~】(辰巳出版)にて、こんな記載がありました。
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ゲームセンタータンポポはゲームセンターという形態ですけど、僕を含めてチームタンポポの3人はあくまでもパチンコ屋だと考えています。景品に交換することはできませんが、景品の代わりに楽しい時間と思い出を持ち帰ることができる。そして、レトロ台の現役当時を知っている人には懐かしい時間を提供するパチンコ屋なんです。
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こうした考え方に対しては様々な意見があるかと思いますが、『タンポポ』を含めた遊技機のゲームセンター全ては同じ考えのはずです。たとえ景品に交換できなくても、やっていることは通常のパチンコやパチスロと変わりないのです。

私は、暇さえあれば『タンポポ』に通っています。ほとんど同じ機種ばかり打っていますが、何ら通常のパチンコと変わりないのです。むしろ、一定の金額を支払えば閉店まで打つことができますので、通常のパチンコやパチスロよりもレジャーとして時間を過ごすことができます。

私は何度も通いながら、「どうしたらパチンコやパチスロを楽しんでもらえるのか」それを考えながら打っています。しかし答えは出せません。ただ出玉を出せばいい、デジタルがさらに回ればいい、パチスロの設定が高ければいい、ということだけではないと思います。

その他にプラスアルファの何かが必要なのでしょう。『タンポポ』などのレトロ台ゲームセンターと、現在のパチンコ店とを比較しながら模索している最中です。

自問自答しながら、あらためて原点に立ち返り、パチンコ店の存在意義とは何だろうかと考え続けます。

■プロフィール
拝 二刀(おがみ にとう)
パチンコ歴20年以上のホール従業員。最近は財布事情も厳しく、公休日のパチンコは低貸パチンコのみ。条件が良ければ高速道路を使って片道1時間のホールまで打ちに行くマスクを被った変わり者。さらに、最近オープンした「ゲームセンタータンポポ」に足繁く通っている。


コメント:21件 コメントを書く

  1. 2004年から一年ほどスロッターズバーなる店を営業してました。
    現役機から一線を退いた機種を無料で遊んでもらってました。
    ゆくゆくは一号機からラインナップしたかったんですが志半ばあまりの儲からなさに閉店しました。
    死ぬまでに再度チャレンジしたいです。

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  2. 昔を懐かしむ!
    当然、電気代や経費もあるので良いと思います。
    過剰に課金を煽るネットゲームの方が問題だと思う時があります

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-コラム
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