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【寄稿コラム】パチンコホールの業績は回復基調に、合わせて中古機価格が暴騰するケースは減るはず

業界団体の会合で話していると「どこも同じだと思うがスロットの回復が目覚ましい」とあるチェーン店の社長が言う。6.5号機がかつての爆裂機なみに貢献している店さえあると。

「コロナで落ち込んでいたから余計に目立つ。もちろん稼働の戻らない店もあるが、そういう店は未練なく閉めることにした。業界全体が余裕をなくし、その分経営者の判断も早くなったのは間違いない。良い機械が出てくる兆候もあるので悪いことばかりではないと思う」とも。

話題はスマートパチスロ(スマスロ)に移るが、「(スマスロの中古流通の仕組みがまだ決まっていない状態で)過熱気味のスマスロは注意が必要」と今度は販社社長が警鐘を鳴らす。

第一弾が仮にこけてしまった場合、第二弾がまだ見えない中で島工事までするリスクは大きい、と。台数も明確にできない中で、どの島に入れるのか。当分は6.5号機中心に島構成を考える方が正しい戦術だと言われ、もっともだと思う。

そして別の販社役員は、これからは中古価格が暴騰するケースは減るはずと言った。新台メーカーの直営業が増えて、販社を介した間接営業がかなり減ったことが要因だ。ちなみに直営業では当然大手のチェーン店中心に販売活動が行われるため、パチンコ・パチスロの新台がチェーン店により多く入るようになる。

「300万円超するような中古遊技機を買っていたのも大手の法人。そこに新台がそもそも多く入るようならば中古が高騰する理由もなくなる」と。

これで困るのは、機械の売却益で凌いできた販社やホールだろうか。商売の基本に立ち返る時かもしれない。


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  1. CRを率先して入れていた店は当初全然出してなかったですね、そして全く入れない店は最終的に潰れました。容易に手に入るようになった頃に導入すればいいんじゃないですか。

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