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【拝二刀のパチンコ喜怒哀楽】遊技台の配置変えは諸刃の剣、常連客を競合店に奪われないよう細心の注意を払いたい

遊技場がある限り「新台入替」はほぼ必須です。平均すると月に2回の割合で行われますね。ただし新台入替は、地域によって次まで10日間待たないといけないところも存在しています。

私がホールに勤務していた時には、新台入替と同時進行で行っていたことがあります。それは「配置移動」や「配置入替」などと呼ばれるもの。いわゆる台番の「配置換え」です。

例えば「某機種1番台」と「某機種10番台」を取り換えたりすることです。気付いたら「お気に入りの機種の場所が変わっていた」なんてこともありますよね。

それでは、なぜ配置換えをするのでしょうか。理由は様々ですが、例えばバラエティーコーナーの1番台と3番台が稼動しているのに、その間の2番台が動いていない時など。移動させることで、以前よりも稼動が上がる場合もあります。

他には、店内の雰囲気に変化をつけるためだったり、全体的に模様替えの意味合いで総入替することも。「リニューアルオープン」や「リフレッシュオープン」と称して移動や配置換えを行うホールさんもよく見られるものです。

しかし現場のスタッフとして、新台入替と同時に配置換えを行っていると疑問に思うことがあります。

・前回の入替でここに新台を設置したのに、次の新台を設置するのでまた移動しないといけないのか。
・同じ機種を何回もあちこちに移動して、果たして意味があるのか。
・あまり移動し過ぎると、常連さんたちが困るのではないか。

ちなみに新台や移動台の「配置」を決める役割は、ほぼ店長が担っています。どこのパチンコ店でも「稼働を1玉でも多く上げること」が至上命題なはず。そのためには店内の島構成やメイン機種の配置が非常に重要です。生かすも殺すも、各店長さんの力量にかかっているといえるでしょう。

とはいえ、入替と同時に行う配置転換作業が多いということは、けっして良いことだけではないように思えます。作業自体は、当然ですが従業員もしくは業者さんの「人のチカラ」が必要です。機種配置を決めるマネジメント側の皆さんは、設置作業をする方々のことも考えてあげてほしいものですね。

そしてもう一つ。例えば1円パチンコの海物語シリーズの1島などをまるまる何回も配置換えしてはマズイこともあります。特に海シリーズを打つ常連さんたちは、前日や前々日の「大当り履歴」を参考にしています。何回転したのか、何回大当りしたのか、などを参考にして台に座る傾があります。加えて過去に何連チャンしたとか、その台番機種の履歴をよく覚えているものです。

したがって、常連さんたちが築き上げてきたデータや様々な経験を打ち消すような配置換えは、むやみやたらに行うべきではないのです。大事な常連さんたちを競合他店に持って行かれないよう細心の注意を払っていただきたいところですね。

■プロフィール
拝 二刀(おがみ にとう)
パチンコ歴20年以上のホール従業員。最近は財布事情も厳しく、公休日のパチンコは低貸パチンコのみ。条件が良ければ高速道路を使って片道1時間のホールまで打ちに行くマスクを被った変わり者。さらに、最近オープンした「ゲームセンタータンポポ」に足繁く通っている。


コメント:3件 コメントを書く

  1. 何をどおしよおがボッタ詐欺パチに変わりなし!ヨシ!

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  2. 常連が貼り付いてるような台を出入り口付近に固めて賑わいを演出したいのはわかるが、マナーの悪い常連の隣に座る常連はいない。
    お前らも賭場での立居振舞は気にした方がいい。
    店内徘徊データポチポチ天井狙いのみの乞食ムーブで態度はデカいとなりゃ他の常連から嫌われてしまうぞ
    つか今のパチ屋の客にまともな人間性を保っている者はいない。
    台に向かって口ボカーと開けたまま貧乏ゆすりの喫煙者、服装は3日以上前から同じ。依存症すぎるだろ。

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