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【寄稿コラム】パチンコホールにおける最大の資産は「お客様」、なのに資産を管理するといった発想を持つ店舗はほとんどない

時々「富豪」と呼べるような方と会う。事業で成功している人もいれば、投資家として成果を出し続けている人もいる。良い会社を持ち、良い不動産を持ち、良い投資先を持っている人々。

話を聞きながら思うのは、どの人も自分の資産管理がきちんと出来ているということだ。金持ちになるということは、資産をしっかり管理することだと教えてくれる。

「そもそも資産など自分にはない」と多くの人は考えがちだが、(有形・無形の差こそあれ)資産のない人など存在しない。家族であり友人であり勤める会社であり、そして顧客である。

「自分には資産がない」と言っているうちは、けっして豊かになれない。資産とは、金銭も含めた価値を生み出すものだ。ある人にとってはダイヤモンドであっても、分からない人にとっては単なる石ころでしかないということ。多くの人は資産をないがしろにしたまま気づかないのである。

仕事において最も身近な資産はお客である。毎日お客のことを考え、イベントを企画しPOPを作りDMを作る。そういう業務自体は行うが、お客という資産を管理するといった発想はない。会員などイベントのDMリスト程度としか認識していないパチンコホールも、依然として少なくないのが実態だろう。

こうした話はむろんパチンコ店に限ったことではない。顧客のABC分析さえしていない関連業種は多い。資産に気づくこと、資産を大切に扱うこと。小さい差の積み重ねが大きな結果として表れる。


コメント:12件 コメントを書く

  1. お客様を資産と呼ぶのはちょっと違う気がしますけどね。昔のパチンコ店は、その店独自の機種を育て、客をも育てたものです。A店はパニックエクセル、B店はドリームX、C店はレーザースペーシー、など、同一機種を2〜3ボックス用意し、店の独自性を出していたのです。いつの日からか店とメーカーのバランスが崩れ、どの店も同じ人気機種しか入れなくなったせいで今や差別化もできません。種を蒔かなきゃ収穫はできませんよ。商売の基本ができなくなったお店は、自然と淘汰されていきます。

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  2. 客=カモだと思うよ。

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