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【拝二刀のパチンコ喜怒哀楽】パチンコ店に勤務する方は特に「アンガーマネジメント」を学んでほしい、より働きやすい職場環境を構築するために

パチンコ店で従業員として働いた経験のある方ならば理解していただけると思います。店舗や法人によっても異なりますが、近年におけるパチンコ店の労働環境や職場環境はガラッと変わったはずです。

特に大手パチンコ法人であれば、労働環境は一般企業以上の高待遇ですね。公休日は月に10日あったり、寮や社宅借り上げの住まいでは会社が5から7割程度負担してくれたり、年1回のメモリアル休暇や連休を取得しなければならない、などと大変高い水準と言えるでしょう。

しかし、その高水準の裏にはそれなりの問題点も隠れているものです。私自身はパチンコが好きで従業員となりましたが、肉体的にも精神的にもパチンコ店で働くことは正直大変でした。特に何が大変だったかというと、上司における「パワハラ」です。

私が従業員だった時には(大手チェーンだった故に)数々の店舗に配属されましたが、その度に様々な上司を見てきました。そして常に、現場では何かしらのパワハラがあったのです。初めて勤務した店舗では、特に店長によるパワハラが酷いものでした。何かちょっとしたことで事務所にすぐ呼んで叱責したり、部下を事務所で缶詰状態にして1時間以上も同じく叱責したり、などとすぐに怒ってしまう店長だったことをよく覚えています。

このようにパチンコホールには何かと怒りっぽい人が少なくありません。むろん会社では、それらを防ぐために社内でパワハラをさせないための対策を施してきました。そのお陰もあって年々減少していきましたが、やはりゼロというわけにはいかないものです。

そこで今回テーマにしたいのが「アンガーマネジメント」についてです。

アンガーマネジメントとは、怒りを予防して制御するための心理療法プログラムのことを指します。1970年代辺りからアメリカでその心理トレーニングが始まり、日本では延べ100万人が学んでいるといわれています。これを学ぶことで、怒りをコントロールすることができ、ストレスのない生活を送ることができるというのです。

直近では、とある行政の首長が部下や同行政の議会議長・議員に対しての暴言があり、あらためてアンガーマネジメントのコントロールができていないことがクローズアップされました。怒ることがダメではなく、正しい怒り方を学ぶことで相手に対しても自分に対しても印象が変わるわけです。

私は近いうちに、このアンガーマネジメントの資格を取得したいと考えています。特にパチンコ店での職場環境に特化したことを学びたいと考えていて、さらに働きやすい環境を目指したいと思っています。

パチンコ店ではお客様とも何かしらのトラブルが起きやすくなりますね。そうした状況においても、お客様がなぜ怒るのかを考えることは従業員側からも必要になることでしょう。

■プロフィール
拝 二刀(おがみ にとう)
パチンコ歴20年以上のホール従業員。最近は財布事情も厳しく、公休日のパチンコは低貸パチンコのみ。条件が良ければ高速道路を使って片道1時間のホールまで打ちに行くマスクを被った変わり者。さらに、最近オープンした「ゲームセンタータンポポ」に足繁く通っている。


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  1. 低設定低ベース機ばかりでお客は激おこぷんぷん丸だよ

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  2. 『てにをは』って知ってる?

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