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【拝二刀のパチンコ喜怒哀楽】店舗スタッフが休憩を取るタイミングは意外と悩ましい問題、自店のハウスルールを模索していきたい

今回はパチンコ店における「従業員の休憩」について触れたいと思います。これは一歩間違うと従業員同士で亀裂が生じる場合もあります。また、その法人のコンプライアンスにも影響しかねない案件ですね。

普通の一般正社員ならば、拘束時間からの全体休憩時間は合計60分が相場でしょうか。私の勤務していた法人はそうでした。その60分の内訳は「食事休憩」が30分で、残りが平均5分休憩を1時間に1回のペースで入れていくような感じでした。

なお、色々なパチンコ店さんに聞き取りをしてみると、食事休憩は大体30分のところが多かったです。ただし残りの休憩は、店舗や法人さんごとに異なっていました。ある店舗は10分休憩を3回に分けていたり、別の法人さんでは15分休憩を2回取るなどという感じでした。

こうした休憩の取り方について、以前店舗で話し合ったことがあります。それは「食事休憩時間をどのタイミングで入れるか」と「その他の休憩時間を5分にするか10分などにするか」といった点です。

食事以外の休憩時間についてですが、これは1時間に1回5分程度の休憩を入れるのが良いという意見が大多数でした。10分や15分休憩だと、休憩と休憩の間の勤務が長すぎてしまって集中できないから、との理由でした。

もう一つの食事休憩について。これはパチンコ店勤務の宿命である「早番」と「遅番」に分けられます。私が勤務していたパチンコ店の場合、早番は12時頃に、そして遅番は18時頃に食事休憩を回していました。しかしパチンコ店では、なるべくホールでの従業員数を確保したいがために、変則的な時間に食事を回していたこともありました。

とある大手のパチンコ店では、開店時間10時にお客さんの入場を済ませて落ち着いたらすぐに食事休憩を回しているそうです。私もそれを見習って、稼動の高い日程ではそのように回していたこともありました。

遅番の場合では出勤時間が15時とか16時辺りでしたので、早番が引き上げる前の遅番と重複している時間帯に回すことを以前は当たり前としていました。でも、そのような偏った時間に食事を回す必要があるのかと疑問に思った従業員も多かったようです。そのため、世間一般の食事時間に見習ってシフトを回すように変更したこともありましたね。

ご承知の通り、パチンコ店の営業時間は平均13時間が多いものです。シフトも早番と遅番のグループに分かれています。普通のサービス業とはちょっと違っていて、大きなお金が絡む商売ですし、かつ勝ち負けもあります。そしてお客様の存在も当然ありますし、会社としてのパチンコ店の営業成績も気にしないといけませんので、ストレスの影響からパワハラもありました。

これらにより、休憩を上手く回せないと従業員同士でギスギスした関係となってしまうことも色々見受けられました。場合によっては人間関係にも大きく影響してきますので、パチンコホールにとっては単なる休憩がとてもシビアな問題なのです。

以前も取り上げましたが、怒りをコントロールする「アンガーマネジメント」にも関連してくる話ですね。一息入れることで、モヤモヤもイライラも無くなってきます。その休憩のベストなタイミングはいつなのか。常に模索していかなければなりません。

■プロフィール
拝 二刀(おがみ にとう)
パチンコ歴20年以上のホール従業員。最近は財布事情も厳しく、公休日のパチンコは低貸パチンコのみ。条件が良ければ高速道路を使って片道1時間のホールまで打ちに行くマスクを被った変わり者。さらに、最近オープンした「ゲームセンタータンポポ」に足繁く通っている。


コメント:2件 コメントを書く

  1. 何この日記?そんなもんどの業種、業界も自社で取り決めて対処している事なのですけど…それをこうやってお題にするのって、どこぞのワンオペ問題を起こした所と同じ、パチンコ業界はまともな従業員の管理も出来ないんですよ!と言いふらしてるのと同じ事です。だから世間からまともな業界じゃないんだなって思わせるんですよ。みっともないからやめてください。

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  2. 5分休憩は喫煙者率が高かった名残だと思ってた。

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