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【パチンコ経営企業分析】業界第3位の「アンダーツリーグループ」、旗艦店舗に優先的に新台を導入するメリハリのついた店舗運営

今年11月11日にグランドオープンした『グランキコーナ相模原店』

新台導入状況、機種構成からパチンコ経営企業ごとに考察を行っていく【パチンコ経営企業分析】。今回ピックアップするのは、経営店舗数が全国で3番目に多い「アンダーツリーグループ」。

「アンダーツリーグループ」は、M&Aを中心とした拡大戦略のもと一気に店舗数を増加させた企業である。

2015年に茨城県のチェーン企業「金馬車グループ」を傘下に収めてから拡大路線が一気に加速し、2019年秋ごろに「ガイアグループ」を抜き去り、業界第3位の経営店舗数となり現在143店舗運営。

1000台以上の巨艦店舗は、グループ内最大設置店舗『グランキコーナ堺店』(1817台)を筆頭に12店舗を数える。その反面、1店舗あたりの平均設置台数は568台とそれほど大きくなく、中小規模店舗も数多く運営しているのが特徴的。

そんな「アンダーツリーグループ」の新台導入評価(※1)を見ていくと、「S」評価はパチンコが16店舗、パチスロが10店舗、「A」評価はパチンコが4店舗、パチスロが6店舗であった。

月間の新台導入台数はここ数カ月2000台以上で推移しているものの、店舗数を加味するとそれほど多くなく、新台に特化した印象は薄い。

また、資産価値額(※2)をみても、パチンコは16万5,166円(全国平均:19万2,442円)、パチスロは34万7,215円(36万5,011円)と、全国平均を共に下回っていた。

店舗別にみていくと、『グランキコーナ堺店』や11月にグランオープンした『グランキコーナ相模原店』といった旗艦店舗に優先的に新台を導入しており、メリハリのついた店舗運営をしているものと推察される。

瞬く間に店舗数を増加し、業界第3位にのぼりつめた「アンダーツリーグループ」。M&Aだけでなく新規出店も敢行しており、スクラップ&ビルドを推進しながら存在感を高めている。来年はどのような動きを見せてくれるのだろうか。

※1:新台導入評価
直近半年間における新台の導入台数・導入機種数・新台導入回転率・1機種当たりの最多台数をそれぞれ順位化し、その合計得点を元にS~Eの6段階で評価したもの
なお、S:全国500位以内、A:全国1000位以内となっている。

※2:資産価値
各機種における中古取引額の平均値を足していき、店舗の平均額を算出したもの
店舗における機種の価値を判断する指標となる


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  1. まあ、そのうちに。

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  2. まてコラ〜…ブッ!!

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