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【パチンコ経営企業分析】岡山を代表するチェーン企業「成通グループ」、大型店舗を中心にメリハリをつけた新台導入を行っている

新台導入状況、機種構成からパチンコ経営企業ごとに考察を行っていく【パチンコ経営企業分析】。今回対象とするのは「ハリウッド」の屋号を冠し店舗展開している「成通グループ」。

「成通グループ」は、昨年12月28日に「リッツグループ」の6店舗をグループ化したと発表。その結果、8都府県にて34店舗運営することなった。県別では岡山県12店舗、広島県10店舗と中国地方が中心となっている。

なお、ここからの数値に関してはデータ集計日の都合上、新たに加わった「リッツグループ」6店舗の数値は含まれていないことをご了承いただきたい。

1000台以上の巨艦店舗は3店舗運営しているものの、1店舗あたりの平均設置台数は670台であり、大型店舗だけでなく小規模店舗まで多岐にわたっている点が同グループの特徴であろう。

そんな「成通グループ」の新台導入評価を見ていくと、最高ランクの「S」ランクはパチンコ・パチスロともに3店舗。また「A」ランクの店舗はパチンコが6店舗、パチスロが8店舗となり、設置台数の多い店舗を中心にメリハリをつけた運営を行っている印象を受けた。

同グループが主に店舗展開している岡山県と広島県における他店舗の新台導入評価を見ていくと、パチンコで「S」ランクの店舗は岡山県10店舗、広島県6店舗。パチスロは岡山県8店舗、広島県10店舗と、両県合わせて300店舗前後ある中で「S」ランクの比率はそれほど高くない。このことからグループ内での優先順位を明確にしつつ、地域のバランスも加味したうえで、配分を行っているものと思われる。

資産価値額に関しては、パチンコは20万546円(平均18万5151円)、パチスロは39万5619円(平均37万2603円)とともに平均額を超えていた。

店舗別にみていくと、広島県広島市西区で営業している総設置台数1040台の『スーパーハリウッド1000観音店』の資産価値額が最も高く、同店は新台導入評価もともに「S」ランクであるので、旗艦店舗として注力している様子が見受けられた。

冒頭に記したように「リッツグループ」6店舗を傘下に収めたことで、これからどのように変わっていくのだろうか。興味深く追っていきたい。

※1:新台導入評価
直近半年間における新台の導入台数・導入機種数・新台導入回転率・1機種当たりの最多台数をそれぞれ順位化し、その合計得点を元にS~Eの6段階で評価したもの
なお、S:全国500位以内、A:全国1000位以内となっている。

※2:資産価値
各機種における中古取引額の平均値を足していき、店舗の平均額を算出したもの
店舗における機種の価値を判断する指標となる


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  1. 素晴らしい

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  2. たしかに20年以上前はトップ企業だったけど、今は見るかげもない。同業他社がたくさん進出して来て、例えば、マルハン、ダイナム、123、ディーボ、ニッコーと。

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