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異業種の出店エリア分析について、コンビニ業界【凡人S氏の徒然日記】

スマート遊技機の登場によりパチンコ店のコンビニ化が話にあがるようになってきた。小規模なスペースでの店舗出店・限定された機種揃えというものだが、2月8日にオープンするスマスロ専門店「スマートガーデン浦和」は正にその店舗と言える。

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今までの業界は比較的大規模な立地への出店が主だったが、今後はコンビニに近い場所も出店候補地として視野に入れていなかければならないだろう。そうなれば当然、出店エリアの選定のしかたも変わってくる。

では実際、異業種であるコンビニ業界はどのような出店エリア選定を行っているのか。

【コンビニにおけるエリア選定のポイント】

  • コンビニの商圏範囲は、徒歩10分以内で店舗に来店できる半径500m程度
  • 一定の利用者を確保する必要があるため商圏内の人口が3000人以上
  • 商圏内の競合店状況、ドミナント戦略も加味
  • 家族構成(1人世帯が多いのか、夫婦か、子供がいるのか)
  • 時間毎の人の動きや生活サイクル→深夜営業の必要性等を把握する為
  • 交通量や交通手段

パチンコ店同様郊外か都市型か等によって異なってくるが、一般的には上記のようなこと+αを踏まえているようだ。これを曜日・時間帯を変えて調査する。

パチンコ店の出店に比べれば商圏範囲は狭い。そして顧客が購入する商品も朝・昼・夜で異なる為、仕入れを踏まえ家族構成や生活サイクルの把握が重要になってくる。

その辺りを把握する為使用するのがGIS(Geographic Information System)・地理情報システムである。これはコンピュータ上で様々な地理空間情報を重ね合わせて表示するためのシステムで商圏分析の為により重要になってくるソフトウエアだ。これにより地図に人口や産業を重ねるといった空間的な分析が可能になる。

パチンコ業界でも出店時や顧客分析でこのソフトウエアを使用している企業もあるが、店舗形態が変化しつつある今、より重要性が増してくるだろう。

今後もコンビニを含めた異業種を参考に調査ケースをお届けしていきたい。


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  1. まあ、アカンやろうね

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  2. からあげクンは売ってますか?

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