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【パチンコ経営企業分析】パチスロの機種構成はパチンコ以上にその店舗・グループの戦略が見えてくる

今回はパチスロの資産価値額に焦点をあてて、店舗・グループ別にみていく。

パチスロ全体における1月度の平均資産価値額は42万1307円で、パチンコの20万2124円の倍以上である。

これは、「マイジャグラーⅤ」(7万5000台超)、「沖ドキ!GOLD‐30」(2万台超)、「沖ドキ!GOLD」(約1万4000台)、「ハッピージャグラーVIII」(2万7000台超)、「パチスロ甲鉄城のカバネリ」(約3万台)、「パチスロ 新鬼武者2」(約1万5000台)、「パチスロ 革命機ヴァルヴレイヴ」(2万台超)、「ファンキージャグラー2」(3万7000台超)といったパチスロにおける設置台数上位機種の取引額が軒並み100万円を超えているためである。ちなみに、パチスロ全体で2番目に設置台数の多い「マイジャグラーⅤ」の取引額は約300万円となっている。

店舗別の資産価値額を見ていくと、1月末時点における上位店舗は下記の通り。

国際センター中野店(三佑商事グループ)東京都中野区 206万7572円
シグマ加賀屋店(マンドレグループ)大阪府大阪市住之江区 148万7097円
ZAP PRESTIGE(ZAPグループ)神奈川県横須賀市 131万8256円
モナコパレス菊陽店(岩下兄弟グループ)熊本県菊池郡 125万5526円
イエスランド鹿屋店(細山田商事グループ)鹿児島県肝属郡 123万7071円

であった。

上位2店舗に関しては、パチスロの設置台数が50台未満でかつ設置機種はジャグラー系列しかないからである。そのため、両店舗の新台導入評価は低くなっていた。

一方、『モナコパレス菊陽店』においては、パチンコの資産価値額も5番目に高く、新台導入評価を見ても、パチンコ・パチスロともに「S」ランクであり、機種構成に対してとても強く意識している様子がうかがえた。

次に、グループ別にみていくと、10店舗以上のグループで最も資産価値額が高かったのは、SB Good Industryグループで90万6485円。次いで、岩下兄弟グループ76万7846円、マタハリーグループ71万648円、安田屋グループ68万6464円、フェイスグループ67万4398円であった。

「SB Good Industryグループ」「マタハリーグループ」「フェイスグループ」の3グループに関しては、パチンコでも10店舗以上のグループ資産価値において上位5グループに入っていたのが印象的である。

なお、10店舗以上営業しているグループの中で、全店舗平均額を上回っているグループは、パチンコでは見られたものの、パチスロでは見られなかった。

 
人気機種の比率が高いほど資産価値額が高くなる一方で、設置台数が少ない店舗でも「ジャグラー」シリーズに特化することにより、新台導入評価は低いものの資産価値額は高い店舗も見られる。

パチンコ以上に戦略が見えてくるパチスロの機種構成に着目してみてはいかがでだろうか。


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