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10年ぶりにパチンコホールにおける広告宣伝が刷新【ぱちデザM氏の広告ブルブル#1】

はじめまして、パチ業界歴十数年のデザイナーMです。
広告代理店・メーカー制作・ホール現場を経験した知識と、業界外の広告事情を組み合わせ「パチンコデザインの未来」を語りたいと思っています。デザイン思考で業界の冬超えて夏到来を願い多角的に発信します。

「あれ?よく考えたら普通じゃね」って思った新広告宣伝2023

2023年2月9日、ホール関係4団体(全日遊連、日遊協、MIRAI、余暇進)が「広告宣伝ガイドライン(第1版)」を発出した。

2012年に「広告及び宣伝の規制」が通達されてから約11年。ようやく「あれダメこれダメ」がなくなるかと思って淡い期待をしていた。

結果は割と妥当というか一般的に「普通」な広告の考え方で、「緩和」とまではいかないまでも広告に携わる身からすれば「絶望」よりは希望が持てる。オススメしていいんだと。ガイドラインの制定に尽力してくれた皆様には感謝しかない。
(ここでいう「普通」は小売・スーパーなどでのオススメと一緒だなという感覚。オススメだから大量に仕入れる、と非常に筋が通っている)

東日本大震災を機に始まったパチンコバッシング。当時は貴重な電気を無駄にパチンコ店が消費してるだの肩身の狭い思いをした。

その流れで、いわゆる外部販促、当時はテレビCMやチラシなど4マス媒体が槍玉にあげられ広告規制の10年がはじまった。
(人はイメージで動くもの。広告を通して業界全体で手を取りイメージアップが今こそ必要。公営競技が好調の一端はイメージ広告)

さかのぼって2011年以前は、真偽も不明なのにも関わらず射幸性・出玉を連想するものが目につきすぎていたという点でやりすぎだったとは思う。〇〇と〇〇の機種対決イベやりましょうとか。

イベントに関する秀逸なコピペで、

ホールに突入すると金銀銅3種類の札があちこちに刺さって
「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」なる札が追加され最終的には
オレの台には「ゴールド」「株主」「空前絶後」「エビ」の4枚が刺さって負けた

というのがあるが、今読んでも笑ってしまう。

ただ、広告の真偽も含めお店とユーザーの駆け引きが、台のポテンシャルを上げていたと感じる。

今は「ジャグラーがオススメ」など具体的に宣伝できるようになったので、近年過多になっている外部イベントへの広告費用の割合も抑えられてくると思われる。

法人にもよるが、「外部イベ > 自社広告」だと本末転倒であり、今回のガイドラインにより「誰」のための広告であり集客なのかをホールには考えてもらいたい。

私はあくまでも広告を通して携わることしかできないが、外部広告の種類によってコストバランスをこの際に見直すことで自社で「できること」を増やすと相乗効果があるに違いないと考えている。

最後に、これで全国のパチンコホールの広告ルール統一化がなされ県はおろか同一県でも所轄県警により独自ルールあるのを撤廃してほしいものである。

「誰」のための「パチンコ」なのかを。


コメント:3件 コメントを書く

  1. とりあえずアドリブ店長がどんなイベントを展開していくか楽しみにしている

    ちなみに地元の店は大穴、対抗、本命などでしたね

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  2. 海がおすすめ!と毎日ラインがくるのウザいんですけど!

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