新台導入状況、機種構成からパチンコ経営企業ごとに考察を行っていく【パチンコ経営企業分析】。今回対象とするのは、主に「レイト」の屋号で店舗展開してる「麗都グループ」。
「麗都グループ」は茨城県に11店舗、東京都に1店舗の12店舗営業しており、1店舗あたりの平均設置台数は641台で、1,000台以上の巨艦店舗は都内で営業している『レイトギャップ平和島』1店舗となる。
また、パチスロ専門店が3店舗あるので、パチンコとパチスロの比率が「52.8:47.2」と比較的パチスロの設置比率が高くなっている。
同グループは新台を積極的に導入しており、新台導入評価を見ていくと、「S」ランクはパチンコが6店舗で、パチスロが9店舗。そして「A」ランクにおいてはパチンコが2店舗であった。
全12店舗中、パチスロ専門店が3店舗であるため、パチンコは9店舗中8店舗が「S」「A」の上位2ランクで、パチスロも12店舗中9店舗が「S」ランクであるように、新台に対する意欲が非常に高いと言えよう。
また、資産価値額も高いのが特徴的で、パチンコは55万8123円(平均20万2124円)、パチスロは48万2747円(平均42万1307円)と平均額をともに超えていた。
特にパチンコの資産価値額の高さは特筆すべきで、全体の平均額はパチスロがパチンコの倍以上なのに対し、レイトグループはパチンコの資産価値額のほうが高くなっていた。これは、パチンコの取引額の高い「P Re:ゼロから始める異世界生活 鬼がかりver.」と「P新世紀エヴァンゲリオン 未来への咆哮」の台数比率が高いことが要因となっており、パチンコに関しては(パチンコを設置する)全9店舗が平均額を超えていた。
このように新台を積極的に導入するだけでなく、資産価値額も非常に高い「レイトグループ」。今後も茨城県では抜群の存在感を示していくのだろう。
※1:新台導入評価
直近半年間における新台の導入台数・導入機種数・新台導入回転率・1機種当たりの最多台数をそれぞれ順位化し、その合計得点を元にS~Eの6段階で評価したもの
なお、S:全国500位以内、A:全国1000位以内となっている。
※2:資産価値
各機種における中古取引額の平均値を足していき、店舗の平均額を算出したもの
店舗における機種の価値を判断する指標となる