【寄稿コラム】風営法には「移動風俗営業」という概念がある、列車の一車両でパチンコ店の許可申請ができればスマスロ店舗にすることも

東海道新幹線「のぞみ」において一車両の貸し切り営業が始まった。液晶モニターや音響設備、通路に敷くレッドカーペットや車内の飾り付け。また、オリジナルの車内放送や乗務員の制服の貸し出し、液晶モニターやスピーカーの設置から駅員による送り迎えなどのオプションまで用意され、企業の研修旅行や結婚式、誕生日会などの利用を想定しているようだ。

コロナ禍で新幹線の需要は大幅に減ってしまった。コロナ前であれば、会議や面談等で頻繁に新幹線を使っていた人も多いことだろう。しかしオンライン会議システムが急速に発展したこともあり、わざわざ出張する必要性が薄れたのは間違いないところ。

こうした貸し切り営業は、コロナによる乗客数減を少しでも取り戻すための施策といえよう。輸送手段にコト消費という概念を加えたこのサービス。需要減に対応する画期的な考え方だと思う。

そしてJR東海はやらないと思うが、風営法には「移動風俗営業」という概念がある。フェリーやバス、列車など常態として移動する施設において営まれる風俗営業だ。仮に列車の一車両で店舗の許可申請を取ることができれば、スマスロ店舗にすることは不可能ではない。

退屈な移動時間を遊技しながら過ごせるだけでなく、普段ホールに足を運ばない顧客層を新規で取り込める可能性も。なによりパチンコ業界における「移動する広告」としての効果は計り知れない。一考の余地はあると思う。

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