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【パチンコ経営企業分析】首都圏を中心にパチンコホールを店舗展開している「パラッツォ東京プラザグループ」、旗艦店舗を中心にメリハリをつけた新台戦略が特徴

新台導入状況、機種構成からパチンコ経営企業ごとに考察を行っていく【パチンコ経営企業分析】。今回ピックアップするのは、首都圏を中心に店舗展開している「パラッツォ東京プラザグループ」。

「パラッツォ東京プラザグループ」は、主に「パラッツォ」の屋号で22店舗運営し、首都圏以外では大阪府(2店舗)、広島県(1店舗)にて営業している。

1店舗あたりの平均設置台数は770台で、1000台以上の巨艦店舗は総設置台数2032台の『パラッツォ鳩ヶ谷店』を含む6店舗を運営しており、比較的規模の大きい店舗が多い。

総設置台数2032台の巨艦店舗『パラッツォ鳩ヶ谷店』

そんな「パラッツォ東京プラザグループ」の新台導入評価(※1)を見ていくと、「S」評価はパチンコが6店舗、パチスロが5店舗、「A」評価はパチンコが1店舗、パチスロが4店舗であった。

店舗ごとに見ていくと、パチスロが「S」ランクの5店舗は、パチンコも「S」ランクであるように、旗艦店舗を中心にメリハリをつけた新台戦略をとっている様子が見られた。

これは、資産価値額(※2)をみても同様の傾向が見られた。

平均額と対比するとパチンコは21万7214円(全国平均:20万2124円)、パチスロは47万3765円(42万1307円)と、平均額をわずかに超えていたが、店舗別に見ていくと、新台導入評価が高い店舗ほど資産価値額も高くなっていた。

また貸玉比率を見ていくと、パチンコに関しては低貸玉の比率が40%を超えていることも、資産価値額がそれほど高くない一因であろう。

一方、パチスロに関しては、グループ内唯一のパチスロ専門店『パラッツォ鶴ヶ峰スロット館』(68台)が、ジャグラー専門店として営業しているので、新台は全く導入されていないものの、資産価値額は111万5974円と非常に高く、店舗に合わせた戦略が行われていた。

首都圏の駅前にありながら大型の駐車場も併せ持つ店舗が多い「パラッツォ東京プラザグループ」。今後はどのような動きを見せてくれるだろうか。引き続き注目しておきたい。

※1:新台導入評価
直近半年間における新台の導入台数・導入機種数・新台導入回転率・1機種当たりの最多台数をそれぞれ順位化し、その合計得点を元にS~Eの6段階で評価したもの
なお、S:全国500位以内、A:全国1000位以内となっている。

※2:資産価値
各機種における中古取引額の平均値を足していき、店舗の平均額を算出したもの
店舗における機種の価値を判断する指標となる


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